領収書らくらく読取 マニュアル
領収書らくらく読取 マニュアル
領収書の画像や PDF を AI(Google Gemini)が読み取り、表・Excel・CSV・会計ソフト用の仕訳 CSV にまとめるアプリです。自動チェック、勘定科目の学習、電子帳簿保存法に沿った保存台帳、スマートフォンからの取り込み、集計、税理士への受け渡しパック、家事按分、明細照合、AI への質問にも対応しています。
対象バージョン:6.0.0
1. はじめに(動作環境・準備)
| OS | Windows 10 / 11(64 ビット) |
|---|---|
| メモリ | 4GB 以上(大量の写真をまとめて処理する場合は 8GB 以上を推奨) |
| インターネット | 読み取りに必須(Google Gemini API を使います) |
| Gemini API キー | Google AI Studio で取得します(2. 最初の設定) |
| 入手方法 | Microsoft Store からインストールします |
| HEIC(iPhone の写真) | プレビューや回転には、Microsoft Store の「HEIF 画像拡張機能」と「HEVC ビデオ拡張機能」が必要です(詳しく) |
このアプリでできること
- AI による読み取り:発行日・発行元・住所・電話番号・登録番号・金額・税額・但し書き・勘定科目・明細などを自動で読み取ります。
- 自動チェック:金額の検算、税率ごとの内訳、登録番号の形式、日付などを確認し、確認が必要な領収書だけを知らせます。
- 重複の検出:同じ領収書の二重取り込みを見つけます。
- 勘定科目の学習:直した勘定科目を取引先ごとに覚え、次から自動で入力します。
- 出力:Excel・CSV のほか、freee 会計・マネーフォワード クラウド会計・弥生会計の取込形式の仕訳 CSV を出力します。
- 電子帳簿保存法:ファイル名の自動変更、保存台帳(検索・訂正履歴・整合性の確認)、索引簿、事務処理規程のひな形に対応します。
- スマートフォンから取込:QR コードを読み取り、撮った領収書を同じ Wi-Fi で PC に送ります。
- 集計とグラフ:月別・勘定科目別・取引先別・税率別に経費をまとめます。
- 税理士への受け渡しパック:仕訳 CSV・一覧表・集計表・領収書を 1 つの ZIP にまとめます。
- 家事按分(個人事業主向け):事業の割合で仕訳と集計を分けます。
- 明細照合:クレジットカード・銀行の明細と領収書を突き合わせ、領収書の紛失や計上漏れを見つけます。
- AI に質問:「先月の交際費はいくら?」のように、ふだんの言葉で聞けます。
- 費用の目安:読み取りにかかった Gemini API の利用料の目安を表示します。
2. 最初の設定(無料試用と API キー)
初めて起動したときは、次の 2 つを行います。どちらも済ませると、領収書の読み取りができるようになります。
2-1. 無料試用を始める
- 起動時に表示される案内に従って 設定 を開きます(ツールバーの 設定、または Ctrl+Shift+S)。
- 左の一覧から ライセンス を選び、無料試用を開始 を押します。
- Microsoft Store の画面で手続きを済ませます。ライセンス状態 に試用中であることと残り日数が表示されます。
2-2. Gemini API キーを設定する
API キーが未設定のときは、API キー設定ウィザード が自動で開きます。画面の案内に沿って進めれば設定できます。あとから設定する場合は 設定 → API → 設定ウィザードを開く を押します。
- Google AI Studio(aistudio.google.com)に Google アカウントでログインします。
- Get API key(API キーを取得)から API キーを作成し、コピーします。
- ウィザード(または 設定 → API の APIキー 欄)に貼り付け、APIキーをテスト で有効か確かめます。
- 無料枠と有料枠:Google の無料枠では、送った内容が Google のサービス改善(AI の学習)に使われる場合があります。業務の領収書を扱う場合は、Google AI Studio で課金(有料枠)を有効にすることをおすすめします。
- 利用料:Gemini API の利用料は Google の料金体系に従い、Google から請求されます(無料枠あり)。使用状況は Google AI Studio で確認できます。
- API キーは秘密の情報です。他人に教えないでください。漏れたおそれがある場合は、Google AI Studio で古いキーを削除し、新しいキーを作って設定し直してください。
2-3. AI モデルを選ぶ(任意)
設定 → API の APIバージョン で、使う AI モデルを選べます。
| モデル | 特徴 |
|---|---|
| gemini-3.5-flash-lite(既定・おすすめ) | 高速で低コスト。一般的な領収書の大量処理に向きます。 |
| gemini-3.8-flash | 読み取りの精度を重視。文字が小さい、レイアウトが複雑など、うまく読めない領収書に向きます(費用は高めです)。 |
3. 画面の見方
| 場所 | 内容 |
|---|---|
| 上部(ツールバー) | 領収書ファイル追加(ファイル/フォルダ/スマートフォンから取込)、検索、全件処理開始(右に未処理の件数と費用の目安)、処理結果保存、処理結果読み込み、ツール(エクスポート・税理士への受け渡しパック・保存台帳・集計・明細照合・AI に質問)、クリア、設定、ヘルプ。右上に、今開いている事業者の名前が表示されます。 |
| 左(ファイル一覧) | 追加した領収書の一覧。ファイルの種類、処理の状態(完了・エラーなど)、確認の状態、発行元と金額が表示されます。上部の 要確認 ○ 件 / エラー ○ 件 を押すと、確認が必要な領収書だけに絞り込めます。 |
| 右上(プレビュー) | 選んだ領収書の画像。左右の回転、PDF のページ送り、拡大表示 ができます。 |
| 右下(読み取り結果) | 自動チェック の結果と、基本情報・明細情報 の表。値はその場で修正できます。確認済みにする、台帳に登録、元に戻す・やり直す のボタンもここにあります。 |
| 最下部(ステータスバー) | 処理の状態と進み具合(処理済み件数/全件数) |
4. 基本の使い方
- 追加:領収書ファイル追加 から領収書を追加します(ドラッグ&ドロップでも追加できます)。
- 読み取り:全件処理開始(Ctrl+R)を押します。複数の領収書を並行して読み取ります。中止するときは Esc を押します。
- 確認:F8 で確認が必要な領収書へ順に移動し、プレビューと見比べて必要なら修正します。問題がなければ 確認済みにする(Ctrl+Enter)を押します。
- 出力:ツール → エクスポート(Ctrl+E)で Excel・CSV・仕訳 CSV に出力します。
- 保存(必要な場合):台帳に登録 で、電子帳簿保存法に沿って保存台帳に保存します。
5. 領収書の追加
5-1. 追加のしかた
- 領収書ファイル追加 → ファイル(Ctrl+O):ファイルを選びます。複数選択できます。
- 領収書ファイル追加 → フォルダ(Ctrl+Shift+O):フォルダ内の領収書をまとめて追加します。サブフォルダも含めるかを選べます。
- 領収書ファイル追加 → スマートフォンから取込(Ctrl+P):6. スマートフォンから取り込む
- エクスプローラーから、ファイルやフォルダをウィンドウにドラッグ&ドロップします。
5-2. 対応している形式
PDF、JPEG(.jpg / .jpeg)、PNG、HEIC / HEIF、WebP、TIFF、BMP、GIF
5-3. 複数ページの PDF
2 ページ以上ある PDF を追加すると、追加のしかたを選ぶ画面が出ます。
| 選択 | 動作 | 向いている場合 |
|---|---|---|
| ページごとに分割して追加 | 1 ページずつ別の PDF にして、それぞれを 1 枚の領収書として読み取ります。分割したファイルは元の PDF と同じフォルダに作られます。 | 複数の領収書をまとめてスキャンした PDF |
| 1つのファイルとして追加 | 全ページをまとめて 1 件の領収書として読み取ります。 | 1 枚の領収書が複数ページに分かれている場合(明細が 2 ページ目に続くなど) |
| 追加しない | その PDF を追加しません。 | — |
- 分割するときに「元のファイルをごみ箱に移動する」をオンにすると、元の PDF をごみ箱に移します。ネットワークドライブや一部の USB メモリなど、ごみ箱のない場所では完全に削除される場合があるのでご注意ください。
- 「1つのファイルとして追加」でも、ファイルが大きすぎる場合(約 12MB を超える場合)や、プレビューで回転させた場合は、1 ページ目だけを読み取ります。このときは自動チェックで知らせます。
5-4. HEIC(iPhone の写真)について
HEIC / HEIF の写真は、そのまま読み取りできます。ただし、アプリ内でのプレビュー表示や回転には、Windows に次の 2 つの拡張機能(Microsoft Store)が必要です。入っていない場合は、アプリが案内を表示します。
- HEIF 画像拡張機能(無料)
- HEVC ビデオ拡張機能(有料の場合があります。PC メーカーの無料版が入っている機種もあります)
5-5. ファイル一覧の操作
- クリックで選択、Ctrl/Shift+クリックで複数選択、Ctrl+A で全選択
- Delete で一覧から外す(ファイル自体は削除されません)
- ドラッグで並べ替え
- 右クリックのメニュー:クリア、処理、再処理、ファイル名変更、台帳に登録、格納フォルダを開く、ファイルを再読み込み、並べ替え(名前・更新日時・種類)
6. スマートフォンから取り込む
スマートフォンで撮った領収書を、同じ Wi-Fi を通して PC のアプリに直接送れます。スマートフォンにアプリを入れる必要はありません(iPhone・Android のブラウザで使えます)。
- PC とスマートフォンを同じ Wi-Fiに接続します。
- アプリで 領収書ファイル追加 → スマートフォンから取込(Ctrl+P)を選ぶと、QR コードが表示されます。
- スマートフォンのカメラで QR コードを読み取り、開いたページを表示します。
- PC に「スマートフォンが接続しました。受け付けますか?」と表示されたら、受け付ける を押します(初めて接続する端末のみ)。
- スマートフォンで 撮影する または 写真・PDF を選ぶ を押して送ります。送った領収書は PC の一覧に追加されます(一覧に 📱 の印が付きます)。
- 使い終わったら、PC の画面を閉じます。閉じると受け付けを停止します。
- 1 件 30MB まで、1 回の受付で 100 件まで送れます。
- QR コードは、最後に受信してから 10 分で無効になります。使えなくなったら 新しい QR コードを作る を押してください。
つながらないとき
- PC のネットワークの種類が「パブリック」:Windows の設定 → ネットワークとインターネット → Wi-Fi → 接続中のネットワークのプロパティで「プライベート ネットワーク」に変更します(自宅や職場の Wi-Fi の場合)。
- ファイアウォール:初回に表示される「Windows セキュリティの重要な警告」で、プライベート ネットワークでのアクセスを許可してください。
- ゲスト用 Wi-Fi やホテル・店舗の Wi-Fi:端末同士の通信が禁止されていることがあります。別の Wi-Fi をお使いください。
- VPN:PC が VPN に接続していると、つながらない場合があります。
- 別の Wi-Fi に接続している:2.4GHz と 5GHz で名前が違う場合など、PC と同じ名前の Wi-Fi に接続してください。
7. 読み取り結果の確認と修正
7-1. 基本情報と明細情報
- 基本情報:領収書番号、発行日、宛名、発行元、住所、電話番号、登録番号、金額、税額、支払方法、勘定科目、但し書き、摘要、税率ごとの対象額など(項目は設定で変更できます)
- 明細情報:品目・金額・税区分・勘定科目など、1 行ずつの明細
- 信頼度:AI が自己申告した読み取りの確かさです。目安としてご覧ください。
7-2. 修正のしかた
- 値のセルをダブルクリック(または F2)して修正します。
- 勘定科目はドロップダウンから選べます(直接入力もできます)。学習した科目が上位に表示されます。
- 修正すると自動チェックがやり直されます。
7-3. プレビューと画像ビューア
- プレビューの回転ボタンで左右に 90 度回転できます。回転させた向きで AI に送られます(読み取り直すときは右クリック → 再処理)。
- 複数ページの PDF は、ページ送りボタンまたは PageUp/PageDown でページを切り替えます。
- 拡大表示(またはプレビューをクリック)で画像ビューアが開きます。拡大・縮小(Ctrl+ホイール、+/-)、ウィンドウに合わせる、実寸表示、回転、ドラッグでの移動ができます。Esc で閉じます。
7-4. 確認済みにする
内容を確かめた領収書は 確認済みにする(Ctrl+Enter)を押します。ファイル一覧に印が付き、もう一度押すと解除できます。確認済みにすると、勘定科目の学習にも反映されます。
8. 自動チェック
読み取り後と修正後に、内容を自動で確認します。結果は 3 段階で表示され、該当するセルに色が付きます(セルにマウスを重ねると理由が表示されます)。
エラー 明らかな誤り。修正が必要です。 要確認 誤りの可能性があります。 補足 お知らせ(自動で計算した値など)。
| チェック | 内容 |
|---|---|
| 金額の整合 | 税抜金額+税額=合計金額になっているか |
| 税率ごとの内訳 | 10% と 8%(軽減税率)の対象額・税額が合計と合っているか |
| 明細の計算 | 数量×単価=金額、明細の合計=領収金額になっているか |
| 金額の妥当性 | 0 円以下・マイナス、税率が高すぎる/低すぎる、桁の食い違いなど |
| 小数の金額 | 小数を含む金額(外貨や読み取りの誤りの可能性) |
| 日付 | 読めない日付、未来の日付、7 年より前の日付(元号の取り違えの可能性) |
| インボイスの記載事項 | 登録番号や税率ごとの金額が読み取れているか |
| 登録番号 | 「T+13 桁」の形式と、検査用の数字(チェックデジット)が正しいか |
| 自動計算した値 | 読み取れなかった値を、ほかの金額から計算して補った場合のお知らせ |
| 処理の注意 | 複数ページ PDF の 1 ページ目だけを読み取った場合など |
| 画像の解像度 | 画素数が少なく、細かい文字を読み取りにくい可能性がある画像 |
- F8/Shift+F8 で、次/前の要確認・エラーの領収書へ移動します。
- ファイル一覧の上の 要確認 ○ 件 / エラー ○ 件 を押すと、該当する領収書だけを表示します。
登録番号を国税庁の公表サイトで確認する
自動チェックで確認するのは、登録番号の形式と検査用の数字までです。実在するかは、ワンクリックで国税庁の「適格請求書発行事業者公表サイト」を開いて確かめられます。
- 読み取り結果の表の登録番号の行にあるボタン、または行の右クリック → 国税庁の公表サイトで確認 を押すと、既定のブラウザでその番号のページが開きます。保存台帳の詳細画面、設定の「勘定科目の学習」の規則の一覧からも開けます。
- 公表サイトでは、表示された事業者の名前が領収書の発行元と一致するか、登録の取消・失効の日付がないかを確かめてください。
- 形式や検査用の数字が正しくない番号では、ボタンは使えません(理由がツールチップに出ます)。領収書の記載を確かめて直してください。
- アプリが国税庁と通信することはありません。ボタンを押したときだけ、登録番号を含むページをブラウザで開きます。
9. 重複の検出
同じ領収書の二重取り込みを、次の 3 つの方法で見つけます。今の一覧の中だけでなく、過去に処理した領収書(最長 7 年分)とも照合します。
| 判定 | 内容 |
|---|---|
| エラー 同じファイル | ファイルの中身が完全に同じ |
| 要確認 よく似た画像 | 撮り直し・スキャンし直しなどで、見た目がほぼ同じ |
| 要確認 同じ内容 | 日付・金額・発行元(または登録番号)が同じ |
重複の疑いがあると、結果の上に案内が表示されます。相手の領収書へ移動、重複ではない(以後この組み合わせは知らせません)、この領収書を一覧から外す から選べます。
過去の処理履歴を使うかどうかと、似た画像と判定する厳しさは、設定 → ログ で変更できます。
10. 勘定科目の学習
勘定科目を直すと、アプリが取引先ごとに覚え、次からその取引先の領収書に自動で入力します。
- 取引先の見分け方:登録番号 → 名前 → 電話番号の順に照合します。「株式会社」「(株)」「○○店」などの表記の違いがあっても、同じ取引先として扱います。
- 当てはめる条件(既定):その取引先で同じ科目に 2 回以上直され、その割合が 80% 以上のとき。表で直すと強い学習(2 回分)、確認済みにする・台帳に登録すると弱い学習(1 回分)として数えます。
- 但し書きによる使い分け:同じ取引先でも品目によって科目が違う場合(書籍は新聞図書費、文房具は消耗品費など)、但し書きの言葉ごとに覚えます。
- 表示:学習で入った科目には 学習、固定した規則には 固定 の印が付きます。印にマウスを重ねると理由が表示されます。
- まとめて当てはめ:科目を直したとき、同じ取引先のほかの未確認の領収書にも当てはめるか確認されます。当てはめた後 30 秒間は、ステータスバーの 元に戻す で取り消せます。
学習した規則は 設定 → 勘定科目の学習 で、確認・追加・編集・削除・固定・すべて消去できます。エクスポート/インポート で別の PC に移すこともできます。
11. 元に戻す・やり直す
表で直した内容などを、1 つずつ元に戻せます。「自動チェック」の右の 元に戻す・やり直す のボタンか、Ctrl+Z(元に戻す)、Ctrl+Y または Ctrl+Shift+Z(やり直す)を使います。ボタンにマウスを重ねると、次に戻る操作の内容が表示されます。
| 元に戻せる操作 | 基本情報・明細の表のセルの編集(勘定科目・事業の割合を含む)、Ctrl+V での貼り付け、確認済みにする/解除する、まとめて当てはめ(1 回分がまとめて戻ります)、一覧から外す(元の位置に、読み取り結果ごと戻ります) |
|---|---|
| 元に戻せない操作 | 処理・再処理、全てクリア、処理結果の読み込み、画像の回転、ファイル名の変更、台帳への登録、エクスポート、受け渡しパックの作成、明細照合の結果、設定の変更 |
- 元に戻すと、値のほかに信頼度・確認済みの印も直す前の状態に戻ります。勘定科目を直したときや確認済みにしたときの「勘定科目の学習」も取り消されます。
- 元に戻したあとは、対象の領収書とセルが選ばれます。セルの編集中(文字を入力している最中)の Ctrl+Z は、そのセルの文字だけが戻ります。
- 台帳に登録済みの領収書を元に戻しても、台帳の内容は変わりません。
- 履歴は 200 件までで、保存されません。全てクリア・処理結果の読み込み・アプリの終了で消えます。再処理した領収書の履歴も消えます。
12. 出力(Excel・CSV・仕訳 CSV)
ツール → エクスポート(Ctrl+E)で、形式と出力先を選びます。
| 形式 | 内容 |
|---|---|
| Excel | 基本情報の表と、明細情報のシートを出力します。行は読み取りの確かさで色分けされます。 |
| CSV | 文字コードは UTF-8 または Shift-JIS を選べます。明細は別の CSV ファイル(○○_明細.csv)に出力します。 |
| 仕訳CSV(会計ソフト取込用) | freee 会計・マネーフォワード クラウド会計・弥生会計の取込形式で出力します。 |
Excel・CSV のオプション:ヘッダ行を含める、ファイル名を含める、信頼度(%)を含める、明細情報を含める、チェック結果を含める。列は、設定の 領収書項目 で表示にしている項目が、その順番で並びます。
12-1. 仕訳 CSV
- 借方は勘定科目、貸方は支払方法に応じた科目(現金・普通預金・未払金など)になります。支払方法と貸方の対応は 設定 → 仕訳出力 で変更できます。
- 10% と 8% が混ざった領収書は、税率ごとに行を分けた複合仕訳になります。
- 税区分は、税率と登録番号の有無から決まります。登録番号のない取引先には、インボイス制度の経過措置(控除割合)を当てはめます。
- 摘要は「発行元+但し書き」になります。
- 日付や金額が読み取れていない領収書は出力されません。出力前に問題が見つかると一覧で表示され、該当の領収書へ移動 して直すか、そのまま出力するかを選べます。
| 会計ソフト | 形式の特徴 |
|---|---|
| 弥生会計 | 弥生会計の仕訳日記帳のインポート形式(Shift-JIS)。税計算区分(税込/内税)を設定で選べます。 |
| freee 会計 | freee の仕訳のインポート形式。文字コードを設定で選べます。 |
| マネーフォワード クラウド会計 | マネーフォワードの仕訳帳のインポート形式(インボイスの列を含む)。文字コードを設定で選べます。 |
13. ファイル名の自動変更
読み取った内容から、領収書のファイル名を「日付_取引先_金額」のような形にそろえます。電子帳簿保存法の検索要件に沿った保存に役立ちます。
- 手動:ファイル一覧で右クリック → ファイル名変更(複数選択可)
- 自動:設定 → ファイル名 で 処理完了後に自動変換 をオンにすると、読み取り後に自動で変更します。
- 形式:発行日、現在の日付、発行元、金額、領収書番号、宛名、税額、税抜金額、固定の文字などを組み合わせて作れます。日付と金額の書き方も選べ、プレビュー で結果を確認できます。既定は「日付_発行元_金額_領収書」です。
- 同じ名前のファイルがある場合は、末尾に (2) などを付けます。
14. 保存台帳(電子帳簿保存法)
領収書のファイルと読み取った内容を、電子帳簿保存法の要件を意識した形で保存・管理する機能です。ツール → 保存台帳(Ctrl+D)で開きます。
14-1. 準備
設定 → 保存台帳 で、保存フォルダ と 保存年数(既定 7 年)を設定します。OneDrive などの同期フォルダは避けてください(同期による競合でデータが壊れるおそれがあるため、警告が表示されます)。
14-2. 台帳に登録する
- 領収書を選び、台帳に登録(Ctrl+Shift+D)を押します。確認済みの領収書もまとめて登録する を選ぶと、確認済みのものをまとめて登録できます。
- 取引日・金額・取引先、受け取り方(電子取引/スキャナ保存)、書類の種類 を確かめて 登録する を押します。
- ファイルは保存フォルダの「年/月」のフォルダにコピーされ、読み取り専用になります。
- 取引日・金額・取引先が空の領収書や、エラーが残っている領収書は登録できません。
14-3. 検索
台帳の画面で、取引日・金額 の範囲、取引先、勘定科目、書類の種類、受け取り方 を組み合わせて検索できます。件数と合計金額が表示され、検索結果を出力 で Excel・CSV に書き出せます。
14-4. 訂正・削除(取消)
- 一覧で 詳細・履歴 を開くと、内容の訂正、ファイルの差し替え、取消ができます。いずれも理由の入力が必須です。
- データは削除されず、「いつ・誰が・何を・なぜ」変えたかが履歴として残ります。差し替え前のファイルも版として保管されます。
14-5. ツール
- 整合性の確認:履歴の改ざんや、保存ファイルの変更・欠落がないかを確認します。起動時にも定期的(既定 7 日ごと)に確認します。
- 索引簿を出力(Excel):国税庁のサンプルに沿った形式の索引簿を作ります。
- 事務処理規程のひな形を出力(Word):法人用・個人事業者用のひな形を作ります。内容は実際の運用に合わせて修正してください。
- 保存期間満了の整理:保存期間を過ぎたものを「整理済み」にします(削除はしません)。
- バックアップを作成(ZIP)/バックアップから復元:台帳全体のバックアップと復元。最後のバックアップから 30 日以上たつとお知らせします。
15. 集計(月別・勘定科目別・取引先別)
ツール → 集計(Ctrl+G)で、経費を表とグラフにまとめます。毎月の経費の推移や内訳の確認、確定申告や税理士への報告の下準備に使えます。
| 集計元 | 「今の一覧」(読み取りが完了した領収書)か「保存台帳」(登録した領収書。取消・整理済みは既定で除く)を選びます。 |
|---|---|
| 期間 | 年度・年・月・任意の範囲。会計年度の開始月(個人事業主は 1 月、法人は決算月の翌月)はこの画面で変えられます。「前年同月と比較」で 1 年前の同じ月を並べて表示します。 |
| タブ | 月別の推移(勘定科目で色分けした積み上げ棒)、勘定科目別(構成比)、取引先別(上位 10 件と「その他」)、税率・インボイス(10%・8% の対象額と税額、登録番号のある取引とない取引)。Ctrl+1〜Ctrl+4 で切り替えます。 |
| 詳細 | グラフの棒や表の行を選ぶと、該当する領収書の一覧が出ます。ファイルを開く、一覧の行へ移動、台帳の詳細を開く、ができます。 |
| 書き出し | Excel(タブごとのシートと明細)、CSV、グラフの画像(PNG)。 |
- 読み取りが終わっていない、日付や金額が読めない、小数を含む(外貨の可能性)領収書は集計に含めず、件数と理由を表示します。
- 集計は領収書 1 枚単位で、仕訳 CSV と同じ考え方で計算するため、合計は仕訳の合計と一致します。
- 家事按分を使っている場合は、「按分前/按分後」を切り替えられます。
16. 税理士への受け渡しパック(ZIP)
1 か月分(または指定した期間)の資料を、税理士や経理の担当者に渡せる 1 つの ZIP にまとめます。ツール → 税理士への受け渡しパック(Ctrl+Shift+E)、エクスポートの画面、保存台帳や集計の画面から開き、画面の案内に沿って作ります。
- 期間と対象:今月・先月・任意の範囲と、「今の一覧」か「保存台帳」かを選びます。
- 内容の確認:件数・合計、確認が済んでいない件数、自動チェックのエラー・要確認、日付や金額が読めないものなどが表示されます。直してから進むか、そのまま進むかを選べます(問題は「要確認の一覧」として同梱されます)。
- 含めるもの:仕訳 CSV(会計ソフトは複数選べます)、一覧表、集計表、索引簿(保存台帳のとき)、要確認の一覧、領収書のファイル、明細照合表(明細照合を行った場合)。
- 送り先と保存先:会社名(氏名・屋号)、送り先、コメント、保存先、ZIP の名前。
- 作成:完了すると、件数・合計・含めなかったものが表示されます。
| ZIP の中身 | 内容 |
|---|---|
| はじめにお読みください.txt | 期間・件数・合計・勘定科目別の小計・コメント、各ファイルの説明、会計ソフトに取り込むときの注意 |
| 仕訳データ/ | 会計ソフトごとの仕訳 CSV |
| 一覧表.xlsx | 領収書 1 枚 1 行。チェック結果・確認の状況・領収書のファイルへのリンク |
| 集計表.xlsx・索引簿.xlsx・要確認の一覧.xlsx | 集計画面と同じ表、国税庁の作成例に近い索引簿、確認が必要な領収書の一覧 |
| 領収書/ | 画像・PDF(ファイル名を「日付_取引先_金額_領収書」にそろえます) |
| 内容の確認用.txt | 各ファイルの SHA-256。内容が途中で変わっていないかを確かめられます |
17. 家事按分(個人事業主向け)
自宅兼事務所の通信費や電気代のように、事業と私用の両方に使った支出を「事業の割合」で分けて、仕訳と集計に反映します。設定 → 家事按分 で 家事按分を使う をオンにしたときだけ働きます。オフのあいだは、今までと同じ出力です。
- 割合の設定:勘定科目ごとの割合(例:通信費 70%)と、取引先ごとの割合(例:携帯電話会社 80%)を設定します。取引先ごとの割合が優先されます。
- 領収書ごとの割合:読み取り結果の表の末尾に「事業の割合」の行が出ます。直接入力すると、その領収書だけ手入力の割合になります(空にすると設定の割合に戻ります)。
- 都度按分:領収書ごとに、事業分の行(経費の科目・課税仕入)と私用分の行(借方 事業主貸・対象外)に分けて仕訳します。
- 年末一括振替:年の途中は全額で仕訳し、エクスポートの 年末一括振替の仕訳だけを出力する で、会計年度の私用分の合計を「事業主貸/経費の科目」で振り替える仕訳を出します。
- 端数:事業分は切り捨て(四捨五入・切り上げも選べます)、私用分は残りの金額です。合計は必ず元の金額と一致します。10%・8% が混在する領収書は税率ごとに計算します。
- 私費で支払ったとき:設定の「仕訳出力」の対応表で、その支払方法の貸方を「事業主借」にすると、事業分の行だけを出します。
- 集計と出力:集計画面の「按分前/按分後」、Excel・CSV の「事業の割合(%)」「事業分の金額」の列、受け渡しパックの一覧表に反映されます。
仕訳の例(通信費 3,300 円・現金・事業 70%・切り捨て):通信費 2,310(税 210)/現金 2,310、事業主貸 990/現金 990
18. 明細照合(クレジットカード・銀行の明細との突き合わせ)
クレジットカードや銀行の明細を読み込み、アプリにある領収書と自動で照合します。ツール → 明細照合(Ctrl+M)で開きます。
| 結果の区分 | 意味 |
|---|---|
| 一致 | 明細の行と領収書が対応している(自動・手動・「領収書なし(明細で代用)」の印) |
| 明細にあるが領収書がない | 領収書の紛失・計上漏れの可能性 |
| 領収書はあるが明細にない | 現金払い、別のカード、期間外など |
| 候補が複数ある | 同じ金額・近い日付の領収書が複数ある。候補から選びます |
- 明細の CSV を用意する:カード会社・銀行の会員サイトの「ご利用明細」「入出金明細」などから、CSV 形式でダウンロードします。CSV がないときだけ、PDF や画面の画像も読み込めます。
- 読み込む:口座の名前(例:○○カード)と種類(カード/銀行)を入れて、CSV を追加します(ドラッグ&ドロップも可)。文字コードは自動で判定します。
- 列の対応を確かめる(初めての形式のとき):見出しの行と最初の数行だけを Gemini に送って読み方を判定するか、送らずに手で設定するかを選びます。判定した読み方は画面で確かめて直せ、次回から同じ形式の明細では Gemini を使いません。
- 照合する:金額が一致し、日付の差が許容日数(既定:カードは前後 3 日、銀行は前後 5 日)以内の領収書を、利用先の表記も加味して照合します。照合は AI を使わずアプリが行います。
- 結果を確かめる:候補から選んで一致させる、一致を外す、「領収書なし(明細で代用)」の印を付ける(理由を入力)、ができます。手で一致させると「明細の表記 → 取引先」の対応を覚え、次回の照合に使います。
- 結果は Excel に出力でき、受け渡しパックに「明細照合表」として含められます。
- 送る内容:CSV のときは見出しと最初の数行だけで、利用先などの文字は既定で「****」に伏せて送ります。PDF・画像のときはページの画像を送るため、実行の前に確認を表示します。明細の全行を送ることはありません(PDF・画像を除く)。
19. AI に質問(読み取り専用)
「先月の交際費はいくら?」「登録番号がない領収書は?」のように、ふだんの言葉で領収書のデータについて聞けます。ツール → AI に質問(Ctrl+Q)で開きます。
- 聞けること:合計(「10 月の経費の合計は?」)、件数、一覧(「まだ確認していない領収書は?」「1 万円以上の会議費を見せて」)、比較(「去年の 10 月と比べて増えた科目は?」)、上位(「今年度の取引先の上位 5 件は?」)。
- 仕組み:質問の文を Gemini で検索の条件(期間・勘定科目・取引先・金額など)に変えるだけで、金額の計算・件数・比較・一覧はすべてアプリが集計画面と同じ方法で行います。AI が数字を作ることはありません。比較は同じ長さの期間でそろえます。
- 答えの見方:答えの下に「読み取った条件」と「根拠」(当てはまる領収書の一覧)が出ます。条件が違っていたら 条件を直す で直し、この条件で計算し直す を押します(このときは AI を使いません)。
- できないこと:データの変更・登録・削除(どの画面で変えられるかを案内します)、税務の判断(経費になるか、按分の割合など。税理士にご確認ください)、領収書と関係のない質問。
- 送る内容:質問の文、今日の日付、会計年度の開始月、勘定科目の一覧、支払方法と書類の種類の一覧だけです。領収書のデータ(取引先の一覧・金額・画像)は送りません。質問の文に取引先の名前や金額を書いた場合は、その文が送られます。1 回の質問の利用料は、標準のモデルで 0.1 円未満が目安です。
20. Gemini API の費用の目安(利用状況)
読み取りなどで Gemini API に送った量(トークン数)から、利用料の目安を表示します。表示はすべて目安で、実際の請求は Google が行います。正確な金額は Google AI Studio の使用状況でご確認ください。
- 処理の前の見積もり:全件処理開始 の右に「未処理 n 件 / 目安 約 … 円」が表示されます。
- 完了のメッセージ:一括処理が終わると、件数と推定費用(合計と 1 件あたり)を表示します。
- ファイルごと:一覧のファイル名にマウスを重ねると、その領収書の推定費用が表示されます。
- 設定 → 利用状況:今月・先月の合計、モデル別・処理の種類別の内訳、過去 12 か月の推移、課金の有無・為替・単価の設定、予算の通知、記録の書き出しと消去。
- 無料枠と有料枠:API キーからは課金の有無が分からないため、設定で選びます。無料枠を選ぶと金額は表示せず「料金はかかりません(利用の上限があります)」と表示します。
- 計算の方法:入力のトークン × 入力の単価 +(応答と思考のトークン)× 出力の単価、を為替(既定 1 ドル=150 円)で円にします。単価は Google の料金ページで確認した日付とともに表示され、料金が変わったときは設定で直せます。
- 記録:数値(日時・モデル・処理の種類・トークン数など)だけを PC の中に記録し、領収書の内容や質問の文、API キーは記録しません。
21. 複数の事業者を切り替えて使う
設定(読み取り項目・勘定科目・ファイル名・仕訳・家事按分など)、勘定科目の学習、処理履歴(重複の検出)、保存台帳は、事業者ごとの「事業者フォルダ」にまとめて置かれます。税理士事務所や、複数の事業を持つ方は、事業者ごとに切り替えて使えます。
- 初めて v6 を起動したときに、今までの保存フォルダ(既定はドキュメントの「領収書保存」)がそのまま「既定の事業者」として登録されます。ファイルは動かしません。移行の前の設定のバックアップは %LOCALAPPDATA%\RyoushuOCR\backups に残ります。
- ヘッダー右上の事業者の名前(色の印付き)を押すと、事業者の切り替えと 事業者の管理(新規作成・名前の変更・登録の解除など)ができます。新規作成のときは、今の事業者の設定をコピーするかを選べます。
- 切り替えると、一覧・学習・台帳がその事業者のものに変わり、題名とヘッダーに事業者の名前が表示されます。読み取り中・スマートフォン取込の待ち受け中・台帳の登録中は切り替えられません。
- API キー、ウィンドウの配置、同時処理数、ログは、PC ごとの設定のままです。
- バックアップは、事業者フォルダごとコピーすれば、設定・学習・台帳をまとめて保存できます。
22. 作業の保存・検索・復元
- 処理結果保存(Ctrl+S)/処理結果読み込み(Ctrl+L):作業の途中の一覧と読み取り結果をファイル(JSON 形式)に保存し、あとで続きから再開できます。
- 検索(Ctrl+F):キーワードで読み取り結果を探します。対象(すべての項目、基本項目、明細項目、特定の項目、ファイル名)を選べ、F3/Shift+F3 で次/前を検索します。
- 自動バックアップ:作業内容は一定時間ごとに自動でバックアップされます。アプリが異常終了した場合は、次の起動時に復元するか確認されます。
- アプリを閉じるとき、処理済みの領収書があれば保存するか確認されます。
23. 設定
ツールバーの 設定(Ctrl+Shift+S)で開きます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| フォーマット | 日付(西暦・和暦など)と金額(カンマ区切り・円記号・漢数字など)の表示形式 |
| 勘定科目 | 勘定科目の一覧の追加・名前変更・削除・並べ替え。この一覧の中から AI が科目を選びます。 |
| ファイル名 | ファイル名の形式(プロファイルごと)と、処理完了後の自動変換 |
| 領収書項目 | 読み取る項目の追加・削除・並べ替え・表示切替。項目ごとに 抽出指示(AI への指示文)を調整できます。用途に応じてプロファイルを切り替えられます。 |
| 領収書項目(明細) | 明細の項目を同様に設定します。 |
| 仕訳出力 | 既定の会計ソフト、弥生会計の税計算区分、文字コード、支払方法ごとの貸方勘定科目 |
| 家事按分 | 家事按分を使うかどうか、方式(都度按分/年末一括振替)、端数の処理、勘定科目ごと・取引先ごとの割合 |
| 保存台帳 | 保存フォルダ、保存年数、起動時の整合性の確認、索引簿の出力、バックアップと復元 |
| 勘定科目の学習 | 学習のオン/オフと条件、学習した規則の一覧と編集、エクスポート/インポート |
| ログ | ログの記録(既定はオフ)、処理履歴の消去、重複判定の厳しさ |
| API | Gemini API キー、キーのテスト、設定ウィザード、AI モデル(APIバージョン)、同時処理数 |
| 利用状況 | 今月・先月の推定費用、内訳と推移、課金の有無・為替・単価、予算の通知、記録の書き出しと消去 |
| ライセンス | ライセンスの状態と有効期限、購入、無料試用の開始、情報の更新 |
- 項目ID はアプリ内部で使う名前です。必要な場合を除き変更しないでください。
- 同時処理数(既定 3)を増やすと速くなりますが、メモリの使用量と API の利用量が増えます。Google の無料枠では上限に達しやすくなります。
- 画面下部の 設定をエクスポート/設定をインポート で、設定を別の PC に移せます(API キーは含まれません)。設定をデフォルトに戻す で初期状態に戻せます。
24. ショートカットキー
アプリ内では Ctrl+F1 で一覧を表示できます。
| 分類 | キー | 動作 |
|---|---|---|
| ファイル操作 | Ctrl+O | 領収書ファイルを追加 |
| Ctrl+Shift+O | フォルダから追加 | |
| Ctrl+P | スマートフォンから取込 | |
| Ctrl+S | 処理結果を保存 | |
| Ctrl+L | 処理結果を読み込み | |
| Ctrl+E | エクスポート | |
| Ctrl+Shift+E | 税理士への受け渡しパック | |
| Ctrl+D | 保存台帳を開く | |
| Ctrl+Shift+D | 選択中の領収書を台帳に登録 | |
| Ctrl+G | 集計を開く | |
| Ctrl+M | 明細照合を開く | |
| Ctrl+Q | AI に質問を開く | |
| Ctrl+N | 全てクリア | |
| Delete | 選択したファイルを一覧から外す(ファイル一覧を選択中) | |
| 処理 | Ctrl+R | 全件処理開始 |
| F5 | 表示中のファイルを再読み込み | |
| Esc | 処理を中止(確認あり) | |
| 移動 | Alt+←/Alt+→ | 前/次のファイル |
| Home/End | 最初/最後のファイル(ファイル一覧を選択中) | |
| F8/Shift+F8 | 次/前の要確認・エラーの領収書 | |
| PageDown/PageUp | PDF の次/前のページ | |
| Enter | 前回の条件で次を検索(文字の入力中を除く) | |
| 編集 | F2 | 選択したセルを編集 |
| Ctrl+Z | 元に戻す | |
| Ctrl+Y/Ctrl+Shift+Z | やり直す | |
| Ctrl+Enter | 確認済みにする/解除する | |
| Ctrl+A | ファイルを全選択(ファイル一覧を選択中) | |
| Ctrl+C | 選択したデータをコピー | |
| Ctrl+V | 選択中のセルに貼り付け(元に戻せます) | |
| 検索 | Ctrl+F | 検索ウィンドウを開く |
| F3/Shift+F3 | 次/前を検索(検索ウィンドウ) | |
| その他 | Ctrl+Shift+S | 設定を開く |
| F1 | マニュアル | |
| Ctrl+F1 | ショートカットキー一覧 | |
| F12 | バージョン情報 | |
| 各画面 | 集計:Ctrl+1〜Ctrl+4 | タブの切り替え |
| 集計:F5 | 集計をやり直す | |
| 明細照合:F5 | 照合する | |
| AI に質問:Enter | 質問を送る(Esc で中断) | |
| 保存台帳:Enter | 検索する | |
| 受け渡しパック:F5 | 対象を集め直す | |
| Esc | 各画面を閉じる(処理中は中断) |
Alt キーと文字の組み合わせのショートカットは、6.0.0 で廃止しました。
25. 困ったときは
| 症状 | 対処 |
|---|---|
| ファイルを追加できない | 無料試用またはご購入が必要です(2-1)。設定 → ライセンス で状態を確認し、ライセンス情報を更新 を押してください。対応していない形式のファイルは追加できません(5-2)。 |
| 読み取りがエラーになる | 設定 → API → APIキーをテスト でキーが有効か確認します。インターネット接続、Google AI Studio の利用上限(無料枠の上限など)も確認してください。 |
| 「利用上限」「回数が多すぎる」などのエラー | Google の API の利用上限に達しています。時間をおいて再処理するか、同時処理数 を減らしてください。大量に処理する場合は Google AI Studio で課金を有効にすると上限が大きくなります。 |
| タイムアウトする | 通信が不安定か、ファイルが大きい可能性があります。時間をおいて右クリック → 再処理 を行ってください。 |
| 読み取りの精度が低い | 明るく鮮明な画像(スキャンなら 300dpi 程度)を使い、領収書全体が写るようにします。影や折り目を避け、傾いている場合はプレビューで回転してから再処理します。AI モデルを gemini-3.8-flash に変えると改善することがあります。領収書項目 の抽出指示を具体的にするのも有効です。 |
| PDF が表示されない・読めない | ファイルが壊れていないか、パスワードがかかっていないかを確認してください。パスワード付きの PDF は読み取れません。 |
| HEIC のプレビューが表示されない | Windows の「HEIF 画像拡張機能」と「HEVC ビデオ拡張機能」を入れてください(5-4)。読み取り自体はできます。 |
| 処理が遅い・動作が重い | 大きな写真を大量に処理すると時間とメモリを使います。少しずつ処理するか、同時処理数 を調整し、ほかのアプリを閉じてください。 |
| スマートフォンからつながらない | 6. スマートフォンから取り込む の「つながらないとき」をご覧ください。 |
| 会計ソフトに取り込めない | 設定 → 仕訳出力 の会計ソフトと文字コードを確認し、会計ソフト側に同じ名前の勘定科目があるか確認してください。 |
| アプリが異常終了した | 次の起動時に復元の確認が表示されます。表示されない場合は、保存しておいた処理結果を 処理結果読み込み で開いてください。 |
解決しない場合は、設定 → ログ で ログを記録する をオンにして同じ操作を行い、ログを添えてお問い合わせください。ログには読み取った領収書の内容が含まれる場合があります。送る前に内容をご確認ください。
26. よくある質問
手書きの領収書も読み取れますか?
1 枚の画像に複数の領収書が写っている場合は?
上下逆さまや横向きの画像は読み取れますか?
勘定科目はどのように決まりますか?
インターネットに接続していなくても使えますか?
領収書のデータはどこに保存されますか?
別の PC に移行するには?
Gemini API の費用はどのくらいかかりますか?
会計ソフトに渡す前に、領収書の漏れを確かめられますか?
個人事業主で、私用と兼用の支出があります。
読み取りにいくらかかったか分かりますか?
無料試用と有料版で機能の違いはありますか?
27. ライセンス・料金
- 料金:年額 3,600 円のサブスクリプションです(Microsoft Store で購入)。初回は 30 日間無料でお試しいただけます。
- 無料試用を開始すると、Microsoft アカウントに登録された支払方法で、試用期間の終了後に自動更新され、料金が請求されます。
- 自動更新の停止・解約は、Microsoft アカウントの[サービスとサブスクリプション]ページで行います。解約後の利用期間など詳しい扱いは、Microsoft のサブスクリプションの規定に従います。
- ライセンスの状態と残り日数は 設定 → ライセンス で確認できます。試用期間の終わりが近づくと、画面上部にお知らせが表示されます。
- ライセンスが無効になると、領収書の追加と読み取りができなくなります。保存台帳に保存したファイルとデータは、お使いの PC の保存フォルダに残ります。
- Gemini API の利用料は、本アプリの料金とは別に Google から請求されます。
- 領収書(購入の証明)は、Microsoft アカウントの[注文履歴]から発行できます。
28. データの取り扱い
- 読み取りの際、領収書の画像(または PDF)と読み取りの指示文が Google の Gemini API に送信されます。Google でのデータの扱いは、Google の利用規約とプライバシーポリシーに従います。無料枠では、送った内容が Google のサービス改善に使われる場合があります。
- 読み取り結果、設定、学習した規則、保存台帳は、お使いの PC に保存されます。当方のサーバーには送信しません。
- API キーは暗号化して PC に保存します。
- スマートフォンから取り込む場合、通信は同じ Wi-Fi の中だけで行われますが、暗号化されていません(6. スマートフォンから取り込む)。
- ログは既定では記録しません。記録をオンにした場合、ログに領収書の内容が含まれることがあります。
- AI に質問:質問の文と、今日の日付・会計年度の開始月・勘定科目などの一覧を Gemini に送ります。領収書のデータは送りません。
- 明細照合:CSV のときは見出しと最初の数行(利用先は既定で伏せます)、PDF・画像のときはページの画像を Gemini に送ります。照合の結果は処理結果の JSON と保存台帳に残り、明細の利用先の表記は保存しません。
- 費用の目安:トークン数などの数値だけを PC の中(%LOCALAPPDATA%\RyoushuOCR\usage)に記録します。
- 登録番号の確認:ボタンを押したときだけ、登録番号を含むページをブラウザで開きます。
29. 使用しているライブラリ
本アプリは、次のオープンソースソフトウェアを使用しています。各ソフトウェアの著作権は、それぞれの著作権者に帰属します。
| ライブラリ | ライセンス |
|---|---|
| .NET / ASP.NET Core / Microsoft.Extensions.* | MIT |
| Windows App SDK | MIT |
| Microsoft.Data.Sqlite | MIT |
| SQLitePCLRaw | Apache License 2.0 |
| ClosedXML | MIT |
| DocumentFormat.OpenXml(Open XML SDK) | MIT |
| PDFsharp | MIT |
| PdfiumViewer | Apache License 2.0 |
| PDFium(PdfiumViewer.Native) | BSD 3-Clause / Apache License 2.0 |
| SkiaSharp | MIT |
| Polly(Microsoft.Extensions.Http.Polly) | BSD 3-Clause |
| QRCoder | MIT |
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