請求書らくらく読取 マニュアル

請求書らくらく読取 マニュアル

取引先から受け取った請求書の画像や PDF を AI(Google Gemini)が読み取り、表・Excel・CSV・会計ソフト用の仕訳 CSV にまとめるアプリです。支払期限や振込先の自動チェック、勘定科目の学習、電子帳簿保存法に沿った保存台帳、スマートフォンからの取り込み、集計と支払予定、税理士への受け渡しパック、家事按分、明細照合、AI への質問にも対応しています。

対象バージョン:6.0.0 / 最終更新日:2026年10月18日

1. はじめに(動作環境・準備)

OSWindows 10 / 11(64 ビット)
メモリ4GB 以上(大量の写真をまとめて処理する場合は 8GB 以上を推奨)
インターネット読み取りに必須(Google Gemini API を使います)
Gemini API キーGoogle AI Studio で取得します(2. 最初の設定)
入手方法Microsoft Store からインストールします
HEIC(iPhone の写真)プレビューや回転には、Microsoft Store の「HEIF 画像拡張機能」と「HEVC ビデオ拡張機能」が必要です(詳しく)

このアプリでできること

  • AI による読み取り:請求書番号・請求日・支払期限・請求元(名称・住所・電話・FAX)・登録番号・振込先の口座・金額・税額・件名・明細・勘定科目などを自動で読み取ります。
  • 自動チェック:支払期限、振込先の口座の形式、金額の検算、税率ごとの内訳、登録番号の形式などを確認し、確認が必要な請求書だけを知らせます。登録番号は国税庁の公表サイトをワンクリックで開いて確かめられます。
  • 重複の検出:同じ請求書の二重取り込みを、請求書番号などをもとに見つけます。
  • 勘定科目の学習:直した勘定科目を請求元ごとに覚え、次から自動で入力します。
  • 元に戻す・やり直す:表で直した内容などを 1 つずつ元に戻せます。
  • 出力:Excel・CSV のほか、freee 会計・マネーフォワード クラウド会計・弥生会計の取込形式の仕訳 CSV(未払金・買掛金で計上、支払時の仕訳も可)を出力します。
  • 電子帳簿保存法:ファイル名の自動変更、保存台帳(検索・訂正履歴・整合性の確認)、索引簿、事務処理規程のひな形に対応します。
  • スマートフォンから取込:QR コードを読み取り、撮った紙の請求書を同じ Wi-Fi で PC に送ります。
  • 集計と支払予定:月別・勘定科目別・請求元別・税率別に経費をまとめ、支払期限ごとの支払予定を一覧にします。
  • 税理士への受け渡しパック:仕訳 CSV・一覧表・集計表・支払予定・請求書のファイルを 1 つの ZIP にまとめます。
  • 家事按分(個人事業主向け):事業の割合で仕訳と集計を分けます。
  • 明細照合:銀行の入出金明細やクレジットカードの明細と請求書を突き合わせ、支払が見つからない請求書や、請求書のない支払を見つけます。
  • AI に質問:「今月が期限の請求書は?」のように、ふだんの言葉で聞けます。
  • 費用の目安:読み取りにかかった Gemini API の利用料の目安を表示します。
  • 複数の事業者:設定・学習・保存台帳を事業者ごとに分けて、切り替えて使えます。
「領収書らくらく読取」と同じ PC で併用できます。データの保存場所も、スマートフォン取込で使うポートも分かれているため、同時に起動しても競合しません。

2. 最初の設定(無料試用と API キー)

初めて起動したときは、次の 2 つを行います。どちらも済ませると、請求書の読み取りができるようになります。

2-1. 無料試用を始める

  1. 起動時に表示される案内に従って 設定 を開きます(ツールバーの 設定、または Ctrl+Shift+S)。
  2. 左の一覧から ライセンス を選び、無料試用を開始 を押します。
  3. Microsoft Store の購入画面が開きます。無料試用の期間と「0 円」、試用期間の終了後の更新料金が表示されるので、内容を確かめて手続きを済ませます。ライセンス状態 に試用中であることと残り日数が表示されます。
無料試用でも Microsoft Store の購入画面を通るのは、Microsoft Store のサブスクリプションの仕組みによるもので、不具合ではありません。手続きには Microsoft アカウントへの支払方法の登録が必要ですが、試用期間中に解約すれば料金はかかりません。
試用(またはご購入)を開始するまでは、請求書ファイルを追加できません。料金と自動更新については 27. ライセンス・料金 をご覧ください。

2-2. Gemini API キーを設定する

API キーが未設定のときは、API キー設定ウィザード が自動で開きます。画面の案内に沿って進めれば設定できます。あとから設定する場合は 設定 → API → 設定ウィザードを開く を押します。

  1. Google AI Studio(aistudio.google.com)に Google アカウントでログインします。
  2. Get API key(API キーを取得)から API キーを作成し、コピーします。
  3. ウィザード(または 設定 → API の APIキー 欄)に貼り付け、APIキーをテスト で有効か確かめます。
  • 無料枠と有料枠:Google の無料枠では、送った内容が Google のサービス改善(AI の学習)に使われる場合があります。業務の請求書を扱う場合は、Google AI Studio で課金(有料枠)を有効にすることをおすすめします。
  • 利用料:Gemini API の利用料は Google の料金体系に従い、Google から請求されます(無料枠あり)。アプリでも目安を確認できます(20. Gemini API の費用の目安)。正確な使用状況は Google AI Studio で確認できます。
  • API キーは秘密の情報です。他人に教えないでください。漏れたおそれがある場合は、Google AI Studio で古いキーを削除し、新しいキーを作って設定し直してください。

2-3. AI モデルを選ぶ(任意)

設定 → API の APIバージョン で、使う AI モデルを選べます。

モデル特徴
gemini-3.5-flash-lite(既定・おすすめ)高速で低コスト。一般的な請求書の大量処理に向きます。
gemini-3.8-flash読み取りの精度を重視。文字が小さい、レイアウトが複雑など、うまく読めない請求書に向きます(費用は高めです)。

3. 画面の見方

場所内容
上部(ツールバー)ファイル追加(ファイル/フォルダ/スマートフォンから取込)、検索、全件処理、保存(処理結果の保存)、読み込み(処理結果の読み込み)、ツール(エクスポート・税理士への受け渡しパック・保存台帳・集計・支払予定・明細照合・AI に質問)、クリア、設定、ヘルプ。右端に、今開いている事業者の名前が表示されます。左上のアプリ名の下には、未処理の件数と費用の目安が表示されます。
左(ファイル一覧)追加した請求書の一覧。ファイルの種類、処理の状態(完了・エラーなど)、確認の状態、請求元と金額が表示されます。上部の 要確認 ○ 件 / エラー ○ 件 を押すと、確認が必要な請求書だけに絞り込めます。
右上(プレビュー)選んだ請求書の画像。左右の回転、PDF のページ送り、拡大表示 ができます。
右下(読み取り結果)自動チェック の結果と、基本情報・明細情報 の表。値はその場で修正できます。元に戻す・やり直す、確認済みにする、台帳に登録 のボタンもここにあります。
最下部(ステータスバー)処理の状態と進み具合(処理済み件数/全件数)

4. 基本の使い方

  1. 追加:ファイル追加 から請求書を追加します(ドラッグ&ドロップでも追加できます)。
  2. 読み取り:全件処理(Ctrl+R)を押します。複数の請求書を並行して読み取ります。中止するときは Esc を押します。
  3. 確認:F8 で確認が必要な請求書へ順に移動し、プレビューと見比べて必要なら修正します。問題がなければ 確認済みにする(Ctrl+Enter)を押します。
  4. 出力:ツール → エクスポート(Ctrl+E)で Excel・CSV・仕訳 CSV に出力します。
  5. 保存(必要な場合):台帳に登録 で、電子帳簿保存法に沿って保存台帳に保存します。
特定の請求書だけを読み取る(または読み取り直す)ときは、ファイル一覧で選んで右クリックし、処理 または 再処理 を選びます。

5. 請求書の追加

5-1. 追加のしかた

  • ファイル追加 → ファイル(Ctrl+O):ファイルを選びます。複数選択できます。
  • ファイル追加 → フォルダ(Ctrl+Shift+O):フォルダ内の請求書をまとめて追加します。サブフォルダも含めるかを選べます。
  • ファイル追加 → スマートフォンから取込(Ctrl+P):6. スマートフォンから取り込む
  • エクスプローラーから、ファイルやフォルダをウィンドウにドラッグ&ドロップします。

5-2. 対応している形式

PDF、JPEG(.jpg / .jpeg)、PNG、HEIC / HEIF、WebP、TIFF、BMP、GIF

5-3. 複数ページの PDF

2 ページ以上ある PDF を追加すると、追加のしかたを選ぶ画面が出ます。

選択動作向いている場合
ページごとに分割して追加1 ページずつ別の PDF にして、それぞれを 1 枚の請求書として読み取ります。分割したファイルは元の PDF と同じフォルダに作られます。複数の請求書をまとめてスキャンした PDF(1 ページに 1 通)
1つのファイルとして追加全ページをまとめて 1 件の請求書として読み取ります。1 通の請求書が複数ページに分かれている場合(明細が 2 ページ目に続くなど)
追加しないその PDF を追加しません。—
  • 分割するときに「元のファイルをごみ箱に移動する」をオンにすると、元の PDF をごみ箱に移します。ネットワークドライブや一部の USB メモリなど、ごみ箱のない場所では完全に削除される場合があるのでご注意ください。
  • 「1つのファイルとして追加」でも、ファイルが大きすぎる場合(約 12MB を超える場合)や、プレビューで回転させた場合は、1 ページ目だけを読み取ります。このときは自動チェックで知らせます。

5-4. HEIC(iPhone の写真)について

HEIC / HEIF の写真は、そのまま読み取りできます。ただし、アプリ内でのプレビュー表示や回転には、Windows に次の 2 つの拡張機能(Microsoft Store)が必要です。入っていない場合は、アプリが案内を表示します。

  • HEIF 画像拡張機能(無料)
  • HEVC ビデオ拡張機能(有料の場合があります。PC メーカーの無料版が入っている機種もあります)

5-5. ファイル一覧の操作

  • クリックで選択、Ctrl/Shift+クリックで複数選択、Ctrl+A で全選択
  • Delete で一覧から外す(ファイル自体は削除されません。Ctrl+Z で元に戻せます)
  • ドラッグで並べ替え
  • 右クリックのメニュー:クリア、処理、再処理、ファイル名変更、台帳に登録、格納フォルダを開く、ファイルを再読み込み、並べ替え(名前・更新日時・種類)

6. スマートフォンから取り込む

スマートフォンで撮った紙の請求書を、同じ Wi-Fi を通して PC のアプリに直接送れます。スマートフォンにアプリを入れる必要はありません(iPhone・Android のブラウザで使えます)。

  1. PC とスマートフォンを同じ Wi-Fiに接続します。
  2. アプリで ファイル追加 → スマートフォンから取込(Ctrl+P)を選ぶと、QR コードが表示されます。
  3. スマートフォンのカメラで QR コードを読み取り、開いたページを表示します。
  4. PC に「スマートフォンが接続しました。受け付けますか?」と表示されたら、受け付ける を押します(初めて接続する端末のみ)。
  5. スマートフォンで 撮影する または 写真・PDF を選ぶ を押して送ります。送った請求書は PC の一覧に追加されます(一覧に 📱 の印が付きます)。
  6. 使い終わったら、PC の画面を閉じます。閉じると受け付けを停止します。
  • 1 件 30MB まで、1 回の受付で 100 件まで送れます。
  • QR コードは、最後に受信してから 10 分で無効になります。使えなくなったら 新しい QR コードを作る を押してください。
  • 受け付けには PC のポート 48090〜48099 のうち空いているものを使います。

つながらないとき

  • PC のネットワークの種類が「パブリック」:Windows の設定 → ネットワークとインターネット → Wi-Fi → 接続中のネットワークのプロパティで「プライベート ネットワーク」に変更します(自宅や職場の Wi-Fi の場合)。
  • ファイアウォール:初回に表示される「Windows セキュリティの重要な警告」で、プライベート ネットワークでのアクセスを許可してください。
  • ゲスト用 Wi-Fi やホテル・店舗の Wi-Fi:端末同士の通信が禁止されていることがあります。別の Wi-Fi をお使いください。
  • VPN:PC が VPN に接続していると、つながらない場合があります。
  • 別の Wi-Fi に接続している:2.4GHz と 5GHz で名前が違う場合など、PC と同じ名前の Wi-Fi に接続してください。
この通信は暗号化されていません。同じ Wi-Fi にいる第三者に内容を見られるおそれがあるため、自宅や職場など信頼できるネットワークでだけ使い、使い終わったら PC の画面を閉じてください。

7. 読み取り結果の確認と修正

7-1. 基本情報と明細情報

  • 基本情報:請求書番号、請求日、支払期限、請求元名称・住所・電話番号・FAX 番号、登録番号、請求先、振込先(銀行名・金融機関コード・支店名・支店コード・口座種別・口座番号・口座名義)、件名、税抜金額、税額、合計金額、税率ごとの対象額と消費税額、勘定科目、備考(項目は設定で変更できます)。家事按分を使っているときは、末尾に「事業の割合」の行が出ます(17. 家事按分)。
  • 明細情報:商品名・数量・単位・単価・金額・税率・消費税額・勘定科目・備考など、1 行ずつの明細
  • 信頼度:AI が自己申告した読み取りの確かさです。目安としてご覧ください。

7-2. 修正のしかた

  • 値のセルをダブルクリック(または F2)して修正します。Ctrl+V で選択中のセルに貼り付けることもできます。
  • 勘定科目はドロップダウンから選べます(直接入力もできます)。学習した科目が上位に表示されます。
  • 修正すると自動チェックがやり直されます。直した内容は Ctrl+Z で元に戻せます(11. 元に戻す・やり直す)。

7-3. プレビューと画像ビューア

  • プレビューの回転ボタンで左右に 90 度回転できます。回転させた向きで AI に送られます(読み取り直すときは右クリック → 再処理)。
  • 複数ページの PDF は、ページ送りボタンまたは PageUp/PageDown でページを切り替えます。
  • 拡大表示(またはプレビューをクリック)で画像ビューアが開きます。拡大・縮小(Ctrl+ホイール、+/-)、ウィンドウに合わせる、実寸表示、回転、ドラッグでの移動ができます。Esc で閉じます。

7-4. 確認済みにする

内容を確かめた請求書は 確認済みにする(Ctrl+Enter)を押します。ファイル一覧に印が付き、もう一度押すと解除できます。確認済みにすると、勘定科目の学習にも反映されます。

8. 自動チェック

読み取り後と修正後に、内容を自動で確認します。結果は 3 段階で表示され、該当するセルに色が付きます(セルにマウスを重ねると理由が表示されます)。エラーが残っている請求書は台帳に登録できません。

エラー 明らかな誤り。修正が必要です。 要確認 誤りの可能性があります。 補足 お知らせ(自動で計算した値など)。

チェック内容
支払期限支払期限が読み取れない、請求日より前になっている(エラー)、すでに過ぎている(補足。支払済みか確認)
振込先の口座金融機関コード 4 桁・支店コード 3 桁・口座番号 7 桁になっているか、口座種別(普通・当座・貯蓄)、口座名義がカナか。ゆうちょ銀行の記号・番号の形式はお知らせのみ
金額の整合税抜金額+税額=合計金額になっているか
税率ごとの内訳10% と 8%(軽減税率)の対象額・税額が合計と合っているか
明細の計算数量×単価=金額、明細の合計=税抜金額・合計金額になっているか
金額の妥当性0 円以下・マイナス、税率が高すぎる/低すぎる、桁の食い違いなど
小数の金額小数を含む金額(外貨や読み取りの誤りの可能性)
日付読めない請求日、未来の日付、7 年より前の日付(元号の取り違えの可能性)
インボイスの記載事項登録番号や税率ごとの金額が読み取れているか
登録番号「T+13 桁」の形式と、検査用の数字(チェックデジット)が正しいか
自動計算した値読み取れなかった値を、ほかの金額から計算して補った場合のお知らせ
処理の注意複数ページ PDF の 1 ページ目だけを読み取った場合など
画像の解像度画素数が少なく、細かい文字を読み取りにくい可能性がある画像
  • F8/Shift+F8 で、次/前の要確認・エラーの請求書へ移動します。
  • ファイル一覧の上の 要確認 ○ 件 / エラー ○ 件 を押すと、該当する請求書だけを表示します。

8-1. 登録番号を国税庁の公表サイトで確認する

自動チェックで確認するのは、登録番号の形式と検査用の数字までです。実在するかは、ワンクリックで国税庁の「適格請求書発行事業者公表サイト」を開いて確かめられます。

  • 読み取り結果の表の登録番号の行の右にあるボタン(国税庁で確認)、または値の右クリック → 国税庁の公表サイトで確認 を押すと、既定のブラウザでその番号のページが開きます。右クリックの 公表サイトの URL をコピー で URL だけをコピーすることもできます。
  • 保存台帳の詳細画面の登録番号の欄(国税庁で確認)と、設定の「勘定科目の学習」の規則の一覧(右クリック)からも開けます。
  • 公表サイトでは、表示された事業者の名前が請求書の請求元と一致するか、登録の取消・失効の日付がないかを確かめてください。
  • 形式や検査用の数字が正しくない番号では、ボタンは使えません(理由がツールチップに出ます)。請求書の記載を確かめて直してください。
  • アプリが国税庁と通信することはありません。ボタンを押したときだけ、登録番号を含むページをブラウザで開きます。

9. 重複の検出

同じ請求書の二重取り込みを、次の 3 つの方法で見つけます。今の一覧の中だけでなく、過去に処理した請求書(最長 7 年分)とも照合します。

判定内容判定する時点
エラー 同じファイルファイルの中身が完全に同じ(SHA-256 が一致)追加したとき(読み取りの前でも判定します)
要確認 同じ内容請求書番号と請求元(名称または登録番号)が同じ。請求書番号がない場合は、請求日・合計金額が同じで、請求元または登録番号が一致両方の読み取りが終わってから
要確認 よく似た画像撮り直し・スキャンし直しなどで見た目がほぼ同じ両方の読み取りが終わり、読めた項目に違いがなく、一部の項目が読めていないために内容では決められないときだけ

同じ請求元の同じ様式の請求書は、金額が違っても見た目がよく似るため、見た目だけでは重複と判定しません。読めた項目(請求書番号・請求日・金額など)に 1 つでも違いがあれば、別の請求書として扱います。

重複の疑いがあると、結果の上に案内が表示されます。相手の請求書へ移動、重複ではない(以後この組み合わせは知らせません)、この請求書を一覧から外す、重複とみられる請求書を全て一覧から外す(外す前に一覧で確認します)から選べます。ファイルは削除も移動もしません。

  • 過去の処理として記録されるのは、エクスポートまたは処理結果を保存した請求書です。読み取っただけのものは記録しません。
  • 過去の処理履歴を使うかどうか、記録の消去、似た画像と判定する厳しさは、設定 → ログ で変更できます。

10. 勘定科目の学習

勘定科目を直すと、アプリが請求元ごとに覚え、次からその請求元の請求書に自動で入力します。

  • 請求元の見分け方:登録番号 → 名前 → 電話番号の順に照合します。「株式会社」「(株)」「○○支店」などの表記の違いがあっても、同じ請求元として扱います。
  • 当てはめる条件(既定):その請求元で同じ科目に 2 回以上直され、その割合が 80% 以上のとき。表で直すと強い学習(2 回分)、確認済みにする・台帳に登録すると弱い学習(1 回分)として数えます。
  • 件名による使い分け:同じ請求元でも内容によって科目が違う場合(定期点検は修繕費、部品の購入は消耗品費など)、件名や明細の品名の言葉ごとに覚えます。
  • 表示:学習で入った科目には 学習、固定した規則には 固定 の印が付きます。印にマウスを重ねると理由が表示されます。
  • まとめて当てはめ:科目を直したとき、同じ請求元のほかの未確認の請求書にも当てはめるか確認されます。当てはめた後しばらくは、ステータスバーの 元に戻す(または Ctrl+Z)で取り消せます。

学習した規則は 設定 → 勘定科目の学習 で、確認・追加・編集・削除・固定・すべて消去できます。エクスポート/インポート で別の PC に移すこともできます。

11. 元に戻す・やり直す

表で直した内容などを、1 つずつ元に戻せます。「自動チェック」の右の 元に戻す・やり直す のボタンか、Ctrl+Z(元に戻す)、Ctrl+Y または Ctrl+Shift+Z(やり直す)を使います。ボタンにマウスを重ねると、次に戻る操作の内容が表示されます。

元に戻せる操作基本情報・明細の表のセルの編集(勘定科目・事業の割合を含む)、Ctrl+V での貼り付け、確認済みにする/解除する、まとめて当てはめ(1 回分がまとめて戻ります)、一覧から外す(元の位置に、読み取り結果ごと戻ります)
元に戻せない操作処理・再処理、全てクリア、処理結果の読み込み、画像の回転、ファイル名の変更、台帳への登録、エクスポート、受け渡しパックの作成、明細照合の結果、設定の変更、検索・絞り込み
  • 元に戻すと、値のほかに信頼度・変更の印・確認済みの印も直す前の状態に戻ります。勘定科目を直したときや確認済みにしたときの「勘定科目の学習」も取り消されます。
  • 元に戻したあとは、対象の請求書とセルが選ばれます。セルの編集中(文字を入力している最中)の Ctrl+Z は、そのセルの文字だけが戻ります。
  • 台帳に登録済みの請求書を元に戻しても、台帳の内容は変わりません。
  • 履歴は 200 件までで、保存されません。全てクリア・処理結果の読み込み・アプリの終了で消えます。再処理した請求書の履歴も消えます。

12. 出力(Excel・CSV・仕訳 CSV)

ツール → エクスポート(Ctrl+E)で、形式と出力先を選びます。

形式内容
Excel基本情報の表と、明細情報のシートを出力します。行は読み取りの確かさで色分けされます。
CSV文字コードは UTF-8 または Shift-JIS を選べます。明細は別の CSV ファイル(○○_明細.csv)に出力します。
仕訳CSV(会計ソフト取込用)freee 会計・マネーフォワード クラウド会計・弥生会計の取込形式で出力します。
税理士への受け渡しパック(ZIP)受け渡しパックを作る画面が開きます(16. 税理士への受け渡しパック)。

Excel・CSV のオプション:ヘッダ行を含める、ファイル名を含める、家事按分の列を含める、信頼度(%)を含める、明細情報を含める、チェック結果を含める。列は、設定の 請求書項目 で表示にしている項目が、その順番で並びます。

12-1. 仕訳 CSV

  • 計上の仕訳:日付は請求日、借方は勘定科目、貸方は「未払金」または「買掛金」です(設定 → 仕訳出力 の 貸方勘定科目(計上時) で選びます。会計ソフトに合わせた別の科目名も入力できます)。
  • 支払の仕訳(任意):支払時の仕訳も出力する をオンにすると、日付を支払期限として「借方:未払金(または買掛金)/貸方:普通預金など」の仕訳も出力します(税区分は対象外)。支払時の貸方科目も設定で変更できます。支払期限が読み取れていない請求書は、計上の仕訳だけを出力します。
  • 10% と 8% が混ざった請求書は、税率ごとに行を分けた複合仕訳になります。
  • 税区分は、税率と登録番号の有無から決まります。登録番号のない請求元には、インボイス制度の経過措置の控除割合を請求日に応じて当てはめます(2026 年 9 月 30 日まで 80%、2026 年 10 月 1 日から 70%、2028 年 10 月 1 日から 50%、2030 年 10 月 1 日から 30%)。
  • 摘要は「請求元+件名」になります。
  • 請求日や金額が読み取れていない請求書は出力されません。出力前に問題が見つかると一覧で表示され、該当の請求書へ移動して直すか、そのまま出力するかを選べます。
  • 家事按分を使っている場合の出力は 17. 家事按分 をご覧ください。
会計ソフト形式の特徴
弥生会計弥生会計の仕訳日記帳のインポート形式(Shift-JIS)。税計算区分(税込/内税)を設定で選べます。
freee 会計freee の仕訳のインポート形式。文字コードを設定で選べます。
マネーフォワード クラウド会計マネーフォワードの仕訳帳のインポート形式(インボイスの列を含む)。文字コードを設定で選べます。
初めて取り込むときは、少ない件数で試し、会計ソフト側で勘定科目・税区分・補助科目が正しく取り込まれるか確認してください。会計ソフト側に存在しない勘定科目名は、取り込み時にエラーになることがあります。

13. ファイル名の自動変更

読み取った内容から、請求書のファイル名を「請求日_請求元_金額」のような形にそろえます。電子帳簿保存法の検索要件に沿った保存に役立ちます。

  • 手動:ファイル一覧で右クリック → ファイル名変更(複数選択可)
  • 自動:設定 → ファイル名 で 処理完了後に自動変換 をオンにすると、読み取り後に自動で変更します。
  • 形式:請求日、支払期限、現在の日付、請求元、合計金額、請求書番号、請求先、税額、税抜金額、固定の文字などを組み合わせて作れます。日付と金額の書き方も選べ、プレビュー で結果を確認できます。既定は「請求日_請求元_合計金額_請求書」です。
  • 同じ名前のファイルがある場合は、末尾に (2) などを付けます。
ファイル名の変更は、元のファイルそのものの名前を変えます。元の名前で管理しているフォルダがある場合はご注意ください。ファイル名の変更は元に戻せません。

14. 保存台帳(電子帳簿保存法)

請求書のファイルと読み取った内容を、電子帳簿保存法の要件を意識した形で保存・管理する機能です。ツール → 保存台帳(Ctrl+D)で開きます。

法令の要件を満たすかどうかは、事務処理規程の整備などを含めた運用の方法によって異なります。詳しくは国税庁の資料や税理士にご確認ください。

14-1. 準備

設定 → 保存台帳 で、保存フォルダ と 保存年数(既定 7 年)を設定します。空欄のときはドキュメントの「請求書保存」を使います。OneDrive などの同期フォルダは避けてください(同期による競合でデータが壊れるおそれがあるため、警告が表示されます)。保存フォルダは、今開いている事業者の事業者フォルダです(21. 複数の事業者を切り替えて使う)。

14-2. 台帳に登録する

  1. 請求書を選び、台帳に登録(Ctrl+Shift+D)を押します。確認済みの請求書もまとめて登録する を選ぶと、確認済みのものをまとめて登録できます。
  2. 取引日・金額・取引先、受け取り方(電子取引/スキャナ保存)、書類の種類 を確かめて 登録する を押します。
  • 台帳の取引日は請求日、取引先は請求元、金額は合計金額です。摘要には請求書番号と件名が入ります。
  • ファイルは保存フォルダの「年/月」のフォルダにコピーされ、読み取り専用になります。
  • 取引日・金額・取引先が空の請求書や、エラーが残っている請求書は登録できません。

14-3. 検索

台帳の画面で、取引日・金額 の範囲、取引先、請求書番号・件名、勘定科目、書類の種類、受け取り方 を組み合わせて検索できます(Enter で検索)。件数と合計金額が表示され、検索結果を出力 で Excel・CSV に書き出せます。

14-4. 訂正・削除(取消)

  • 一覧で 詳細・履歴 を開くと、内容の訂正、ファイルの差し替え、取消ができます。いずれも理由の入力が必須です。
  • データは削除されず、「いつ・誰が・何を・なぜ」変えたかが履歴として残ります。差し替え前のファイルも版として保管されます。

14-5. ツール

  • 整合性の確認:履歴の改ざんや、保存ファイルの変更・欠落がないかを確認します。起動時にも定期的(既定 7 日ごと)に確認します。
  • 索引簿を出力(Excel):国税庁のサンプルに沿った形式の索引簿を作ります。
  • 事務処理規程のひな形を出力(Word):法人用・個人事業者用のひな形を作ります。内容は実際の運用に合わせて修正してください。
  • 保存期間満了の整理:保存期間を過ぎたものを「整理済み」にします(削除はしません)。
  • バックアップを作成(ZIP)/バックアップから復元:台帳全体のバックアップと復元。最後のバックアップから 30 日以上たつとお知らせします。
  • 台帳の画面の ツール からは、集計を開く、明細と照合、税理士に渡す(受け渡しパック)も開けます。
保存台帳のバックアップは、PC とは別の場所(外付けドライブなど)にも定期的に保管してください。

15. 集計と支払予定

ツール → 集計(Ctrl+G)で、受け取った請求書を表とグラフにまとめます。毎月の経費の推移や内訳の確認、支払の予定の把握、確定申告や税理士への報告の下準備に使えます。保存台帳の画面の ツール → 集計を開く からも開けます。

15-1. 集計(月別・勘定科目別・請求元別・税率別)

集計元「今の一覧」(読み取りが完了した請求書)か「保存台帳」(登録した請求書。取消・整理済みは既定で除き、チェックで含められます)を選びます。
期間と月の基準年度・年・月・任意の範囲。会計年度の開始月(個人事業主は 1 月、法人は決算月の翌月)はこの画面で変えられます。請求書は請求日と支払期限が別の月になることが多いため、月の基準 で「請求日」(既定)か「支払期限」かを選べます(支払期限が読めていない請求書は請求日で代用します)。「前年同月と比較」で 1 年前の同じ月を並べて表示します。
金額税込(既定)か税抜か。
タブ月別の推移(勘定科目で色分けした積み上げ棒)、勘定科目別(構成比)、請求元別(上位 10 件と「その他」。登録番号や名前の表記ゆれで同じ請求元をまとめます)、税率・インボイス(10%・8% の対象額と税額、登録番号のある取引とない取引と経過措置の控除割合)、支払予定。Ctrl+1〜Ctrl+5 で切り替えます。
詳細グラフの棒や表の行を選ぶと、該当する請求書の一覧(請求元・金額・勘定科目・支払期限・請求書番号)が出ます。ファイルを開く、一覧の行へ移動、台帳の詳細を開く ができます。
書き出しExcel に出力(タブごとのシート、支払予定と明細のシート)、CSV に出力、グラフを画像に保存(PNG)。
  • 読み取りが終わっていない、請求日や金額が読めない、小数を含む(外貨の可能性)請求書は集計に含めず、件数と理由を表示します(含めなかった一覧を見る)。
  • 集計は請求書 1 枚単位で、仕訳 CSV と同じ考え方で計算するため、合計は仕訳の合計と一致します。
  • 家事按分を使っている場合は、「按分前/按分後」を切り替えられます。
  • 集計の画面から AI に質問…、税理士に渡す… も開けます。

15-2. 支払予定

ツール → 支払予定(Ctrl+Shift+G)で、集計画面の「支払予定」タブを直接開きます。

  • 期間に含まれる請求書を支払期限(無いものは請求日)の順に並べ、月ごと または 週ごと にまとめて、請求元・請求書番号・請求日・金額・振込先(銀行・支店・種別・口座番号・名義)を表示します。
  • 支払期限を過ぎたものは赤く表示し、「期限超過(n 日)」と出ます。
  • Excel・CSV に書き出せます(Excel に出力では「支払予定」のシートが付きます)。グラフはありません。
  • 未払いの可能性を確かめる(明細照合)… で明細照合の画面を開けます。
支払済みかどうかは、このアプリでは管理していません。支払予定には支払済みの区別はなく、期間内の請求書がすべて並びます。実際に支払ったかどうかは、銀行やカードの明細と突き合わせる「明細照合」で確かめてください(18. 明細照合)。

16. 税理士への受け渡しパック(ZIP)

1 か月分(または指定した期間)の請求書の資料を、税理士や経理の担当者に渡せる 1 つの ZIP にまとめます。ツール → 税理士への受け渡しパック(Ctrl+Shift+E)、エクスポートの画面、保存台帳や集計の画面の 税理士に渡す から開き、画面の案内に沿って 5 つの手順で作ります。

  1. 期間と対象:今月・先月・任意の範囲(期間は請求日で区切ります)と、「今の一覧」か「保存台帳」かを選びます。
  2. 内容の確認:件数・合計、確認が済んでいない件数、自動チェックのエラー・要確認、日付や金額が読めないもの、台帳に未登録のもの、仕訳の検査の指摘、登録番号がないものなどが表示されます。該当の請求書へ移動 で直してから 再確認 を押すか、そのまま進むかを選べます(問題は「要確認の一覧」として同梱されます)。
  3. 含めるもの:仕訳 CSV(会計ソフトは複数選べます)、一覧表、集計表、支払予定、索引簿(保存台帳のとき)、要確認の一覧、明細照合表(明細照合を行った場合)、請求書のファイル。前回の選択を覚えます。
  4. 送り先と保存先:会社名(氏名・屋号)、送り先、コメント、保存先、ZIP の名前。
  5. 作成:完了すると、件数・合計・含めなかったものが表示されます。フォルダを開く、ZIP の中身を確認する が使えます。
ZIP の中身内容
はじめにお読みください.txt期間・件数・合計・勘定科目別の小計・コメント、各ファイルの説明、会計ソフトに取り込むときの注意
仕訳データ/会計ソフトごとの仕訳 CSV(貸方の科目と支払時の仕訳の有無は、設定の「仕訳出力」どおり)
一覧表.xlsx請求書 1 枚 1 行。請求書番号・請求日・支払期限・請求元・登録番号・振込先・金額・勘定科目・チェック結果・確認の状況・請求書のファイルへのリンク
集計表.xlsx集計画面と同じ表(月別・勘定科目別・請求元別・税率とインボイス区分)と支払予定のシート
支払予定.xlsx支払期限の月ごとに、請求元・請求書番号・請求日・金額・振込先を並べた表(期限を過ぎたものは赤。支払済みかどうかは含みません)
索引簿.xlsx保存台帳のとき。国税庁の作成例に近い索引簿(請求書番号と支払期限の列付き)
要確認の一覧.xlsxエラー・要確認、未確認、登録番号なし、支払期限なし、重複の疑い、請求日や金額が読めないもの
明細照合表.xlsx明細照合を行い、パックに含めたとき(18. 明細照合)
請求書/画像・PDF(ファイル名を「請求日_請求元_金額_請求書」にそろえます)
内容の確認用.txt各ファイルの SHA-256。内容が途中で変わっていないかを確かめられます
ZIP には請求元・登録番号・振込先の口座・金額・請求書の画像などの個人情報が含まれ、パスワードによる暗号化はしていません(Windows・Mac の標準機能で開けるようにするため)。メールに添付する場合は、パスワード付きの共有リンクを使うなど、安全な方法で送ってください。

17. 家事按分(個人事業主向け)

自宅兼事務所の家賃や通信費、電気代のように、事業と家事の両方にかかった請求書を「事業の割合」で分けて、仕訳と集計に反映します。設定 → 家事按分 で 家事按分を使う をオンにしたときだけ働きます。オフのあいだは、今までと同じ出力です。

割合は利用者が決めた値をそのまま使います。アプリは税務上の判断や割合の推奨をしません。割合の決め方、家事分の消費税の扱い、年末の振替の税区分、簡易課税・免税・2 割特例の場合の扱いは、税理士にご相談ください。
  • 割合の設定:勘定科目ごとの割合(例:地代家賃 60%、通信費 70%、水道光熱費 50%)と、請求元ごとの割合(例:自宅兼事務所の家賃の貸主 60%、携帯電話会社 80%)を設定します。請求元ごとの割合が優先されます。請求元は名前(または登録番号)で照合します。
  • 請求書ごとの割合:読み取り結果の表の末尾に「事業の割合」の行が出ます。直接入力すると、その請求書だけ手入力の割合になります(空にすると設定の割合に戻ります)。Ctrl+Z で元に戻せます。
  • 都度按分:請求書ごとに、事業分の行(経費の科目・課税仕入)と家事分の行(借方 事業主貸・対象外)に分けて仕訳します。支払時の仕訳を出す設定のときは、支払時の仕訳は請求書の全額のままです。
  • 年末一括振替:年の途中は全額で仕訳し、エクスポートの 年末一括振替の仕訳だけを出力する で、会計年度の家事分の合計を「事業主貸/経費の科目」で振り替える仕訳を出します。
  • 端数:事業分は切り捨て(四捨五入・切り上げも選べます)、家事分は残りの金額です。合計は必ず元の金額と一致します。10%・8% が混在する請求書は税率ごとに計算します。
  • 私費で支払ったとき:設定の「仕訳出力」の貸方科目を「事業主借」にすると、事業分の行だけを出します。
  • 集計と出力:集計画面の「按分前/按分後」、Excel・CSV の 家事按分の列を含める(「事業の割合(%)」「事業分の金額」の列)、受け渡しパックの一覧表に反映されます。

仕訳の例(通信費の請求書 3,300 円・貸方 未払金・事業 70%・切り捨て):通信費 2,310(税 210)/未払金 2,310、事業主貸 990/未払金 990

18. 明細照合(銀行・カードの明細との突き合わせ)

銀行の入出金明細やクレジットカードの明細を読み込み、アプリにある請求書と自動で照合して、支払が済んでいるかを確かめます。ツール → 明細照合(Ctrl+M)で開きます。保存台帳の画面の ツール → 明細と照合、支払予定の 未払いの可能性を確かめる(明細照合)… からも開けます。

結果の区分意味
一致明細の行と請求書が対応している(自動・手動・「請求書なし(明細で代用)」の印)
明細にあるが請求書がない請求書の受け取り漏れ・計上漏れの可能性
請求書があるが支払が見つからない未払いの可能性(期限超過の件数も表示し、支払期限を過ぎたものは赤く表示)。別の口座やカードで支払った、期間外、などの場合もあります
候補が複数ある同じ金額・近い支払期限の請求書が複数ある。候補から選びます
  1. 明細の CSV を用意する:銀行・カード会社の会員サイトの「入出金明細」「ご利用明細」などから、CSV 形式でダウンロードします。CSV がないときだけ、PDF や画面の画像も読み込めます。
  2. 読み込む:口座の名前(例:△△銀行 普通、○○カード)と種類(銀行/カード)を入れて、ファイルを追加… で CSV を追加します(複数可。ドラッグ&ドロップも可)。文字コード(Shift-JIS/UTF-8)と区切りは自動で判定します。
  3. 列の対応を確かめる(初めての形式のとき):見出しの行と最初の 5 行だけを Gemini に送って読み方を判定するか(同意して送る)、送らずに手で設定する かを選びます。判定した読み方は「列の対応の確認」の画面で確かめて直せ、次回から同じ形式の明細では Gemini を使いません。
  4. 照合する(照合する、F5):請求書の支払期限(無ければ請求日)を中心に、照合の幅(既定:10 日前から 10 日後)の中にある明細の行が候補です。金額が一致したものを最も高く評価し、振込手数料を差し引いて支払ったために明細の金額が請求額より少し少ないもの(振込手数料の差。既定 880 円まで)も候補にします。請求元の表記は、銀行の明細の半角カナ(例:フリコミ カ)サンプルシヨウジ)を全角にそろえ、法人の略語を除いて比べます。照合は AI を使わずアプリが行います。
  5. 結果を確かめる:右の候補から選んで 選んだ請求書と一致させる(分割払いなどのため複数選択可)、一致を外す、請求書なし(明細で代用)… で理由を付ける、ができます。手で一致させると「明細の表記 → 請求元」の対応を覚え、次回の照合に使います。
  • 漢字の社名と明細のカナ表記は自動では一致しにくいため、初回は手で一致させ、表記の対応を覚えさせると次回から楽になります。
  • 結果は Excel に出力でき(4 つの区分と口座別の合計)、受け渡しパックに「明細照合表」として含められます。照合の結果は処理結果の JSON と保存台帳に残りますが、明細の利用先の表記は保存しません。
  • 送る内容:CSV のときは見出しと最初の 5 行だけで、利用先などの文字は既定で「****」に伏せて送ります(利用先などの文字を伏せる)。PDF・画像のときはページの画像をすべて送るため、実行の前に確認を表示します。明細の全行を送ることはありません(PDF・画像を除く)。

19. AI に質問(読み取り専用)

「今月が期限の請求書は?」「来週払う分は?」「先月の通信費はいくら?」のように、ふだんの言葉で請求書のデータについて聞けます。ツール → AI に質問(Ctrl+Q)、集計画面の AI に質問… から開きます。

  • 聞けること:合計(「10 月の経費の合計は?」「今月中に払う分はいくら?」)、件数(「期限を過ぎた請求書は何件?」)、一覧(「今月が期限の請求書は?」「まだ確認していない請求書は?」「請求書番号 INV-2026-001 の請求書は?」「みずほ銀行に振り込む分は?」)、比較(「去年の 10 月と比べて増えた科目は?」)、上位(「今年度の請求元の上位 5 件は?」)。
  • 期間の基準:「〜が期限の」「〜までに払う」「払う分」のように支払うタイミングを聞くと支払期限で、「請求日が〜」と聞くと請求日で期間を区切ります。どちらとも書かなければ、集計画面の「月の基準」の設定(ふつうは請求日)を使います。
  • 期限を過ぎた請求書:「期限を過ぎた」と聞くと、今日より前の支払期限のものを出します。支払済みかどうかはこのアプリでは管理していないため、実際に支払ったかは明細照合で確かめてください。
  • 仕組み:質問の文を Gemini で検索の条件(期間・支払期限・勘定科目・請求元・請求書番号・振込先・金額など)に変えるだけで、金額の計算・件数・比較・一覧はすべてアプリが集計画面と同じ方法で行います。AI が数字を作ることはありません。
  • 答えの見方:答えの下に「読み取った条件」と「根拠」(当てはまる請求書の一覧)が出ます。条件が違っていたら 条件を直す で直し、この条件で計算し直す を押します(このときは AI を使いません)。
  • できないこと:データの変更・登録・削除・支払済みにすること・振込(どの画面で変えられるかを案内します)、税務の判断(経費になるか、按分の割合、控除、源泉徴収など。税理士にご確認ください)、請求書と関係のない質問。
  • 送る内容:質問の文、今日の日付、会計年度の開始月、勘定科目の一覧と別名表、書類の種類の一覧だけです。請求書のデータ(請求元の名前の一覧・請求書番号・振込先の口座・金額・明細・画像)は送りません。質問の文に請求元の名前や金額を書いた場合は、その文が送られます。初めて使うときに、この内容を案内して了承をいただきます。1 回の質問の利用料は、標準のモデルで 0.1 円未満が目安です。

20. Gemini API の費用の目安(利用状況)

読み取りなどで Gemini API に送った量(トークン数)から、利用料の目安を表示します。表示はすべて目安で、実際の請求は Google が行います。正確な金額は Google AI Studio の使用状況でご確認ください。

  • 処理の前の見積もり:画面左上のアプリ名の下に「未処理 n 件 / 目安 約 … 円」が表示されます。
  • 完了のメッセージ:一括処理が終わると、件数と推定費用(合計と 1 件あたり)を表示します。
  • ファイルごと:一覧のファイル名にマウスを重ねると、その請求書の推定費用が表示されます。
  • 設定 → 利用状況:今月・先月の合計、モデル別・処理の種類別の内訳、過去 12 か月の推移、課金の有無・為替・単価の設定、予算の通知、記録の書き出し(CSV)と消去。
  • 無料枠と有料枠:API キーからは課金の有無が分からないため、設定で選びます。無料枠を選ぶと金額は表示せず「料金はかかりません(利用の上限があります)」と表示します。
  • 計算の方法:入力のトークン × 入力の単価 +(応答と思考のトークン)× 出力の単価、を為替(既定 1 ドル=150 円)で円にします。単価は Google の料金ページで確認した日付とともに表示され、料金が変わったときは設定で直せます。
  • 記録:数値(日時・モデル・処理の種類・トークン数など)だけを PC の中(%LOCALAPPDATA%\SeikyuOCR\usage)に記録し、請求書の内容や質問の文、API キーは記録しません。

21. 複数の事業者を切り替えて使う

設定(読み取り項目・勘定科目・ファイル名・仕訳・家事按分など)、勘定科目の学習、処理履歴(重複の検出)、保存台帳は、事業者ごとの「事業者フォルダ」にまとめて置かれます。税理士事務所や、複数の事業を持つ方は、事業者ごとに切り替えて使えます。

  • 初めて v6 を起動したときに、今までの保存フォルダ(既定はドキュメントの「請求書保存」)がそのまま「既定の事業者」として登録されます。ファイルは動かしません。移行の前の設定のバックアップは %LOCALAPPDATA%\SeikyuOCR\backups に残ります。
  • ツールバーの右端の事業者の名前(色の印付き)を押すと、事業者の切り替えと 事業者の管理(新規作成・既存のフォルダを開く・名前・色の変更・登録の解除など)ができます。新規作成のときは、今の事業者の設定をコピーするかを選べます。登録の解除は一覧から外すだけで、フォルダの中身は消しません。
  • 切り替えると、一覧・学習・台帳がその事業者のものに変わり、題名とヘッダーに事業者の名前が表示されます。読み取り中・スマートフォン取込の待ち受け中・台帳の登録中は切り替えられません。処理中の一覧は、切り替える前に保存するかを確認します。
  • API キー、ウィンドウの配置、同時処理数、ログは、PC ごとの設定のままです。
  • バックアップは、事業者フォルダごとコピーすれば、設定・学習・台帳をまとめて保存できます。
この版では、事業者フォルダは「この PC だけ」で使う前提です。OneDrive などの同期フォルダや、社内の共有フォルダに置いて、複数の PC や複数人で同時に使うことには対応していません(同期フォルダの配下は、台帳のデータベースが壊れるおそれがあるため避けてください)。

22. 作業の保存・検索・復元

  • 保存(Ctrl+S)/読み込み(Ctrl+L):作業の途中の一覧と読み取り結果をファイル(JSON 形式)に保存し、あとで続きから再開できます。
  • 検索(Ctrl+F):キーワードで読み取り結果を探します。対象(すべての項目、基本項目、明細項目、特定の項目、ファイル名)を選べ、F3/Shift+F3 で次/前を検索します。
  • 自動バックアップ:作業内容は一定時間ごとに自動でバックアップされます。アプリが異常終了した場合は、次の起動時に復元するか確認されます。
  • アプリを閉じるとき、処理済みの請求書があれば保存するか確認されます。

23. 設定

ツールバーの 設定(Ctrl+Shift+S)で開きます。

項目内容
フォーマット日付(西暦・和暦など)と金額(カンマ区切り・円記号・漢数字など)の表示形式
勘定科目勘定科目の一覧の追加・名前変更・削除・並べ替え。この一覧の中から AI が科目を選びます。
ファイル名ファイル名の形式(プロファイルごと)と、処理完了後の自動変換
請求書項目読み取る項目の追加・削除・並べ替え・表示切替。項目ごとに 抽出指示(AI への指示文)を調整できます。用途に応じてプロファイルを切り替えられます。
請求書項目(明細)明細の項目を同様に設定します。
仕訳出力既定の会計ソフト、弥生会計の税計算区分、freee・マネーフォワードの文字コード、計上時の貸方勘定科目(未払金/買掛金)、支払時の仕訳の出力と貸方科目
家事按分家事按分を使うかどうか、方式(都度按分/年末一括振替)、端数の処理、勘定科目ごと・請求元ごとの割合
保存台帳保存フォルダ、保存年数、起動時の整合性の確認とバックアップのお知らせ、台帳の履歴に残す操作者の表示名、索引簿・事務処理規程の出力、バックアップと復元
勘定科目の学習学習のオン/オフと条件、まとめて当てはめの確認、学習した規則の一覧と編集、エクスポート/インポート
ログログの記録(既定はオフ)、処理済みの記録(重複の検出)の消去と過去分との照合、似た画像の判定の厳しさ
APIGemini API キー、キーのテスト、設定ウィザード、AI モデル(APIバージョン)、同時処理数
利用状況今月・先月の推定費用、内訳と推移、課金の有無・為替・単価、予算の通知、記録の書き出しと消去
ライセンスライセンスの状態と有効期限、購入、無料試用の開始、情報の更新
  • 項目ID はアプリ内部で使う名前です。必要な場合を除き変更しないでください。
  • 同時処理数(既定 3)を増やすと速くなりますが、メモリの使用量と API の利用量が増えます。Google の無料枠では上限に達しやすくなります。
  • 画面下部の 設定をエクスポート/設定をインポート で、設定を別の PC に移せます(API キーは含まれません)。設定をデフォルトに戻す で初期状態に戻せます。
  • 設定は事業者ごとに保存されます(21. 複数の事業者を切り替えて使う)。

24. ショートカットキー

アプリ内では Ctrl+F1 で一覧を表示できます。ボタンが使えない状態(処理中、請求書がないなど)でショートカットを押すと、画面下の状態の行に理由が表示されます。

分類キー動作
ファイル操作Ctrl+O請求書ファイルを追加
Ctrl+Shift+Oフォルダから追加
Ctrl+Pスマートフォンから取込
Ctrl+S処理結果を保存
Ctrl+L処理結果を読み込み
Ctrl+Eエクスポート
Ctrl+Shift+E税理士への受け渡しパック
Ctrl+D保存台帳を開く
Ctrl+Shift+D選択中の請求書を台帳に登録
Ctrl+G集計を開く
Ctrl+Shift+G支払予定を開く
Ctrl+M明細照合を開く
Ctrl+QAI に質問を開く
Ctrl+N全てクリア
Delete選択したファイルを一覧から外す(ファイル一覧を選択中)
処理Ctrl+R全件処理開始
F5表示中のファイルを再読み込み
Esc処理を中止(確認あり)
移動Alt+←/Alt+→前/次のファイル
Home/End最初/最後のファイル(ファイル一覧を選択中)
F8/Shift+F8次/前の要確認・エラーの請求書
PageDown/PageUpPDF の次/前のページ
Enter前回の条件で次を検索(文字の入力中を除く)
編集F2選択したセルを編集
Ctrl+Z元に戻す
Ctrl+Y/Ctrl+Shift+Zやり直す
Ctrl+Enter確認済みにする/解除する
Ctrl+Aファイルを全選択(ファイル一覧を選択中)
Ctrl+C選択したデータをコピー
Ctrl+V選択中のセルに貼り付け(元に戻せます)
検索Ctrl+F検索ウィンドウを開く
F3/Shift+F3次/前を検索(検索ウィンドウ)
その他Ctrl+Shift+S設定を開く
F1マニュアル
Ctrl+F1ショートカットキー一覧
F12バージョン情報
各画面集計:Ctrl+1〜Ctrl+5タブ(月別・勘定科目別・請求元別・税率・インボイス・支払予定)の切り替え
集計:F5集計をやり直す
集計:←→↑↓/Enterグラフの棒・科目を選ぶ/詳細の一覧へ
明細照合:F5照合する
AI に質問:Enter質問を送る(Esc で中断)
保存台帳:Enter検索する
受け渡しパック:F5対象を集め直す(内容の確認の手順のとき)
Esc各画面を閉じる(処理中は中断)

Alt キーと文字の組み合わせのショートカットは、6.0.0 で廃止しました。

25. 困ったときは

症状対処
ファイルを追加できない無料試用またはご購入が必要です(2-1)。設定 → ライセンス で状態を確認し、ライセンス情報を更新 を押してください。対応していない形式のファイルは追加できません(5-2)。
無料試用を始めたら購入画面が開いたMicrosoft Store の仕様です。購入画面に無料試用(0 円)と試用後の更新料金が表示されます。試用期間中に解約すれば料金はかかりません(2-1、27)。
読み取りがエラーになる設定 → API → APIキーをテスト でキーが有効か確認します。インターネット接続、Google AI Studio の利用上限(無料枠の上限など)も確認してください。
「利用上限」「回数が多すぎる」などのエラーGoogle の API の利用上限に達しています。時間をおいて再処理するか、同時処理数 を減らしてください。大量に処理する場合は Google AI Studio で課金を有効にすると上限が大きくなります。
タイムアウトする通信が不安定か、ファイルが大きい可能性があります。時間をおいて右クリック → 再処理 を行ってください。
読み取りの精度が低い明るく鮮明な画像(スキャンなら 300dpi 程度)を使い、請求書全体(振込先や明細の欄を含む)が写るようにします。影や折り目を避け、傾いている場合はプレビューで回転してから再処理します。AI モデルを gemini-3.8-flash に変えると改善することがあります。請求書項目 の抽出指示を具体的にするのも有効です。
自動チェックの「要確認」が消えない該当する項目(振込先の桁数、税率の内訳、登録番号など)を請求書の原本と見比べて修正してください。原本どおりで問題がなければ 確認済みにする を押してください。
PDF が表示されない・読めないファイルが壊れていないか、パスワードがかかっていないかを確認してください。パスワード付きの PDF は読み取れません。
HEIC のプレビューが表示されないWindows の「HEIF 画像拡張機能」と「HEVC ビデオ拡張機能」を入れてください(5-4)。読み取り自体はできます。
処理が遅い・動作が重い大きな写真を大量に処理すると時間とメモリを使います。少しずつ処理するか、同時処理数 を調整し、ほかのアプリを閉じてください。
スマートフォンからつながらない6. スマートフォンから取り込む の「つながらないとき」をご覧ください。
会計ソフトに取り込めない設定 → 仕訳出力 の会計ソフトと文字コードを確認し、会計ソフト側に同じ名前の勘定科目(未払金・買掛金・普通預金を含む)があるか確認してください。
明細照合で一致しない照合の幅(支払期限の前後の日数)と振込手数料の差を広げるか、候補から手で一致させてください。手で一致させた表記の対応は次回から使われます(18)。
アプリが異常終了した次の起動時に復元の確認が表示されます。表示されない場合は、保存しておいた処理結果を 読み込み で開いてください。

解決しない場合は、設定 → ログ で ログを記録する をオンにして同じ操作を行い、ログを添えてお問い合わせください。ログには読み取った請求書の内容が含まれる場合があります。送る前に内容をご確認ください。

26. よくある質問

手書きの請求書も読み取れますか?
読み取れますが、活字に比べて精度が下がる傾向があります。読み取り後に内容をご確認ください。
1 枚の画像に複数の請求書が写っている場合は?
1 つのファイルを 1 枚の請求書として読み取ります。複数の請求書は、1 枚ずつ撮影・スキャンしてください。複数の請求書が入った PDF は、追加時に「ページごとに分割して追加」を選べます(1 ページに 1 通の場合)。
上下逆さまや横向きの画像は読み取れますか?
多くの場合そのまま読み取れますが、プレビューで正しい向きに回転してから読み取ると確実です。回転した向きで AI に送られます。
勘定科目はどのように決まりますか?
設定の勘定科目の一覧の中から、AI が請求元や件名・品目をもとに選びます。学習した規則がある請求元は、その規則が優先されます(10. 勘定科目の学習)。
請求書に登録番号がないときはどうなりますか?
自動チェックで「インボイスの記載事項」が要確認として表示されます。仕訳 CSV では登録番号のない仕入として税区分を決め、請求日に応じた経過措置の控除割合を当てはめます(12-1)。免税事業者からの請求書など、登録番号がなくても問題ない場合は、内容を確認のうえ確認済みにしてください。
支払済みの請求書を管理できますか?
このアプリでは支払済みかどうかを管理していません。支払予定には期間内の請求書がすべて並びます。実際に支払ったかどうかは、銀行やカードの明細と突き合わせる「明細照合」で確かめてください(18. 明細照合)。
インターネットに接続していなくても使えますか?
読み取りと AI に質問には Gemini API を使うため、インターネット接続が必要です。結果の確認・修正・出力、集計、保存台帳の閲覧は接続なしでも行えます。
請求書のデータはどこに保存されますか?
読み取り結果や保存台帳は、お使いの PC(保存台帳は事業者フォルダ)に保存されます。当方のサーバーには送信されません。ただし、読み取りのために画像は Google の Gemini API に送信されます(28. データの取り扱い)。
別の PC に移行するには?
新しい PC にアプリを入れ、次の 4 つを移します。① 設定をエクスポート/インポート(API キーは含まれないため、新しい PC で入力し直します)② 勘定科目の学習 のエクスポート/インポート ③ 保存台帳の バックアップを作成 と バックアップから復元 ④ 必要に応じて処理結果の保存ファイル。事業者フォルダごとコピーして、新しい PC で 事業者の管理 → 既存のフォルダを開く で登録することもできます。
Gemini API の費用はどのくらいかかりますか?
Google の料金体系に従い、請求書の大きさや AI モデルによって変わります。無料枠もあります。設定の「利用状況」と、一括処理の完了のメッセージで目安を確認できます。正確な金額は Google AI Studio の使用状況でご確認ください(20. 費用の目安)。
個人事業主で、自宅兼事務所の家賃や通信費があります。
「家事按分」で、勘定科目や請求元ごとの事業の割合を設定すると、仕訳と集計に反映されます。割合は税理士と相談して決めてください(17. 家事按分)。
無料試用と有料版で機能の違いはありますか?
ありません。試用期間中もすべての機能をお使いいただけます。

27. ライセンス・料金

  • 料金:年額 3,600 円のサブスクリプションです(Microsoft Store で購入)。初回は 30 日間無料でお試しいただけます。
  • 無料試用の開始は Microsoft Store の購入画面で行います。画面には無料試用(0 円)と試用期間の終了後の更新料金が表示され、Microsoft アカウントへの支払方法の登録が必要です。これは Microsoft Store の仕様です。
  • 無料試用を開始すると、Microsoft アカウントに登録された支払方法で、試用期間の終了後に自動更新され、料金が請求されます。試用期間中に解約すれば料金はかかりません。
  • 自動更新の停止・解約は、Microsoft アカウントの[サービスとサブスクリプション]ページで行います。解約後の利用期間など詳しい扱いは、Microsoft のサブスクリプションの規定に従います。
  • ライセンスの状態と残り日数は 設定 → ライセンス で確認できます。試用期間の終わりが近づくと、画面上部にお知らせが表示されます。
  • ライセンスが無効になると、請求書の追加と読み取りができなくなります。保存台帳に保存したファイルとデータは、お使いの PC の保存フォルダに残ります。
  • Gemini API の利用料は、本アプリの料金とは別に Google から請求されます。
  • 請求書(購入の証明)は、Microsoft アカウントの[注文履歴]から発行できます。

28. データの取り扱い

  • 読み取りの際、請求書の画像(または PDF)と読み取りの指示文が Google の Gemini API に送信されます。Google でのデータの扱いは、Google の利用規約とプライバシーポリシーに従います。無料枠では、送った内容が Google のサービス改善に使われる場合があります。業務で使う場合は有料枠をおすすめします。
  • 読み取り結果、設定、学習した規則、処理履歴、保存台帳は、お使いの PC(事業者フォルダと %LOCALAPPDATA%\SeikyuOCR)に保存されます。当方のサーバーには送信しません。
  • API キーは Windows のデータ保護機能(DPAPI)で暗号化して PC に保存し、Google 以外には送信しません。
  • スマートフォンから取り込む場合、通信は同じ Wi-Fi の中だけで行われますが、暗号化されていません(6. スマートフォンから取り込む)。写真の位置情報(GPS)は PC 側で取り除いて保存します(HEIC を除く)。
  • ログは既定では記録しません。記録をオンにした場合、ログに請求書の内容が含まれることがあります。
  • AI に質問:質問の文と、今日の日付・会計年度の開始月・勘定科目の一覧と別名表・書類の種類の一覧を Gemini に送ります。請求書のデータ(請求元の名前の一覧・請求書番号・振込先・金額・明細・画像)は送りません。質問の文は保存しません。
  • 明細照合:CSV のときは見出しと最初の 5 行(利用先などは既定で伏せます)、PDF・画像のときはページの画像を Gemini に送ります。照合の結果は処理結果の JSON と保存台帳に残り、明細の利用先の表記は保存しません。ログには明細の内容を書きません。
  • 費用の目安:トークン数などの数値だけを PC の中(%LOCALAPPDATA%\SeikyuOCR\usage)に記録します。請求書の内容・質問の文・API キーは記録せず、外部にも送りません。
  • 事業者フォルダ:設定・学習・処理履歴・保存台帳を事業者ごとのフォルダに置きます。フォルダ内の _ledger\access.log に、開いた・閉じたなどの操作の日時と Windows のユーザー名・PC 名を記録します(PC の中だけで、外部には送りません)。
  • 登録番号の確認:ボタンを押したときだけ、登録番号を含むページをブラウザで開きます。

詳しくは「プライバシーポリシー」をご覧ください。

29. 使用しているライブラリ

本アプリは、次のオープンソースソフトウェアを使用しています。各ソフトウェアの著作権は、それぞれの著作権者に帰属します。

ライブラリライセンス
.NET / ASP.NET Core / Microsoft.Extensions.*MIT
Windows App SDKMIT
Microsoft.Data.SqliteMIT
SQLitePCLRawApache License 2.0
ClosedXMLMIT
DocumentFormat.OpenXml(Open XML SDK)MIT
PDFsharpMIT
PdfiumViewerApache License 2.0
PDFium(PdfiumViewer.Native)BSD 3-Clause / Apache License 2.0
SkiaSharpMIT
Polly(Microsoft.Extensions.Http.Polly)BSD 3-Clause
QRCoderMIT

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